旦那のおばさんから電話があった。


たいていめんどくさい内容が多いので、深呼吸してから電話に出るが、今回はこういう内容だった。


「お好み焼き作りすぎたから、取りに来て」


もう、夜の6時である。雨も降っている。行きたいないので、「お酒飲んじゃいましたー!!」とお断りする。



「だったら冷凍しとくわー。明日取りおいで!!」


いやいや、別にいらん…。だいたいおばさんは、料理が下手なのである。そして、旦那は「おばさんのキッチンめっちゃ汚いぞ。俺、食わねーからな」と親族が言うのである。他人の私なんて嫌に決まってるやん。


しかし、取りに行った。これぞ親族付き合いである。取りに行ったら、まず驚愕の事実を聞かされる。


「青いテープが昨日作ったもの。この何もついてないのが、前に作って冷凍しといたもの。カキ🦪が入っているから」


だいたい前に作ったお腹壊しやすいカキを入れたお好み焼きを人にあげようと言う発想が驚きである。


他にも「これあげるわ」と言って渡された数々を紹介する。



巾着…。独特のデザインである。



これ、なんですか??マフラーですか??用途がわからん。



なんか一回使った跡があるような…。でも、下の子が「私がもらう」と喜んでいた。




カチューシャ…。これも独特…。子供たちも「こんなのつけないからね」とお断りされた。



古風なキーホルダーの数々。


これ、ごく一部ですからね。あまりにも多くて運ぶの大変だった真顔


もはや、善意で貰っていいのかわからなくなってきた。帰りに長女は「おばさんの玄関めっちゃ汚かった」と言っていた。確かに埃が凄くて、玄関にも物が大量に置かれていた。


捨てられない性格なんだろう。物が溢れすぎて、わが家にもらってくれということか…。綺麗好きな旦那が「家に入りたくもない」と言うわけだ。


「ありがとうございます」とおばさんにお礼を言ったが、家に帰っている物といらない物を仕分けたのは言うまでもない。