私のパートの仕事の中に、病院からの検体の回収を集配係に電話連絡する業務がある。


しかし、集配の業務にも関わらず行きたくないワガママな人がいるのである。真顔特に最近は、寒くて雪も降っているから、突発的な集配は嫌がられる。


いや、いくら定年退職してアルバイト程度だとしても、業務やん…。そう思ってはいるが、人生の先輩だし、私もパートなので気を最大限に使いながら「今日は、寒いし大変だと思うのですが、お願いできないでしょうか?」と電話でお願いする。


もちろん、「了解した」「はーい」と気持ちよく言ってくれる人もいるが、「それは絶対かな?」「ちょっと厳しいんだけど」と断られるケースもある。


そして、最悪なのが無言である。行きたくないのを無言で言い表す。電話なのに!!


「厳しいです。社員さんに伝えて」と言われて電話を切られてしまった。社員に相談すると「あぁ、あの人は怖いんだよね。なかなか行ってくれない…」と頭を悩ませていた。


彼もまだ若い正社員。人生の先輩に「それでも行ってください」とは言いづらいようである。


悩んでいたので、「そしたら、私が回収します」と言うと、男性社員の顔が明るくなった。助かったようである。


いやいや、社員なんだからこういう老人をもっと注意してくれよ無気力と思うが、多分私も入社3年目だったら言えない気がする。


世の中には案外給料を貰いながら、与えられた業務を平気でしない人も一定数いるんだなぁ。