入社3年目の男性社員が「最近下痢なんです…。寝不足だし…。過敏性胃腸炎じゃないかって妹が言うんです」と呟いた。
彼は、とても真面目で良い人だ。この方、スーパー事務員の隣の席で毎日のように指導を受けている。
年配のパートさんが「大変やな。4月に異動してきて苦労もあったし」と励ましていた。私も「早めに病院行った方がいいですよ」と言った。
「原因は…、わかってるんです。隣に座るとドキドキして、今日も何か言われるんじゃないかと怖くなってしまって。ただ、その方から昨日胃薬を貰って複雑でした」
全てを察した周りのパートさん…。心痛の原因から薬を貰うのは、確かに複雑だろう。
しかし、流石スーパー事務員である。常備薬を常に持ち歩いているのか。きちんとしている人は常備薬を持っているもんな。
さて、色んな事情を察した優しいパートさんが「厳しいけど仕事は本当にできるからね。ただ、怖いことは確かね、がんばれ!!」と年配の方が励ましている。
みんなスーパー事務員の凄さは知っている。ただ、少し指導が厳しくて若い社員を追い詰めてるのも確かなのだ。
その隣で同じくらいの毎日厳しい指導を受けている高学歴新人くんが今日も元気に働いていた。この子が1番厳しく言われているのに、ダメージ0である。
やはり、心痛になりやすいタイプというのは真面目な人なのかもな。旦那も仕事が出来るのに、胃潰瘍からメニエール等など様々な病気をしてきた。働くって改めて大変だよなぁと思う日々である。
ちなみに最近旦那は、新しくやってくる猫の準備に夢中である。毎日、宅配ボックスに猫グッズが届く。ゲージのレイアウトもずっと考えている。こんなに猫好きだったのかと少し驚いている。
椰子の木の猫の爪とぎが届いた時は「え?」と思った。最悪のセンスである。こんなもん、部屋に置きたくない。普通の物を買って欲しかったと思いつつ、言葉にはしていない。
だって旦那は細かいことを気にする男。傷つけてはいけない。寛大にならなければ…。