旦那の女性を見抜く力は大抵当たっている。


見た目、喋り方、仕草、目線と言った具合。メンタリストのようで少し怖い。


もちろん旦那の育った環境も要因だ。歳の近い姉もいたし、推しの強いおばさんもいたし、苦労ばかりしている母親もいたし、何より突然何をするかわからない問題児の父親もいた。


常に周りをみて空気を読む子供時代。のびのびと家にいられない子供時代というのはなんとも気の毒である。


反対に私は、真逆の環境で育ち、周りを気にすることなく、顔色など全く気にせずに育った。だから、少し大人になって空気を読めずに苦労した。



時々、旦那に対して怖いと思うことがある。心理戦に長けているが、なんでも見抜かれているようで。顔が良かったらホストが1番の天職かもしれない。


旦那は性格は捻じ曲がっているが、ここぞという女性に対するツボは押さえている。要領の良さとずる賢さとわかってはいるが、やはり騙されてしまう。


だから私は男を見抜く力がないのだろう。