ミュージカルスクールで全員が受けるオーディション。今度の発表会を決める配役なのだが、長女は「私に役がくるわけないじゃん。下手な方なのに」とオーディションを受けたくないと言っていた。


しかし、これは書道で言う段のテストみたいなもので、先生が生徒がどのくらい成長しているか見るためのものでもある。


「ダメだからってテストを受けないのは違うんじゃない?不安なら練習すればいいんだよ」と言って毎晩台詞の練習を付き合った。歌の練習もどうやって歌うかを復習した。


さて、本日はオーディションの日だった。みんなが緊張していた。先生は隣の部屋で審査をして待っている生徒は待機。待機している部屋では妙な緊張感だった。


しかし、長女は嫌がっていたオーディションを受けた。先生によると「堂々としていてビックリしました。練習してきたって伝わりましたよ」とLINEがきた。


恐らくだが、長女は選ばれないだろう。しかし、頑張ったという過程が大事なんだと大人になってから思う。何もやらずに受ける試験と頑張って受けた試験は意味が全然違う。


こういう習い事は、才能もあるし、向き不向きもあるが真面目にやると言うことは才能関係なく誰でも努力すればできること。


まあ、大人になってから私もその大切さがわかったんだけど。ただ、子供には全てを理解するのは難しいのでせめて、親が補助になってあげて支えてあげなきゃいけないんだなと思った。


私も今回の件で習い事でも任せっきりはダメなんだなと思った。真面目な生徒はお母さんたちも家で練習を付き合っている。思えば私もピアノのレッスンは随分親が見てくれた。


子供の成長は、親の成長でもあるとつくづく思う。