次女が具合が悪いと言い出した。ほぼ同時期に旦那も調子が悪いと。


熱はなく、頭痛と胃もたれのような症状が旦那と全く一緒の症状なので、ノロウイルスの初期かなと思い病院へ。


しかし、次女はいつも通り元気に見える。何度も「本当に具合悪い?」と聞くが、その時だけ「マジで頭痛い」とわざとらしく言う。うーん、いつもの次女なんやけど…。


少し悩んだが、病院に行くことにした。さて、診察を受けようとすると、次女は「先生、私を治してね、下着まで脱いだ方がいい?」と言うので、看護師は耐えきれずに笑っている…。


先生は症状を見たが「元気にみえるんやけどねー。こんなによく話すし、ニコニコ笑ってるし」とのこと。すると、すかさず「いやいや、具合悪いんだって。おでこの所がね、ちょっと痛い」とアピール。


5歳児で本当によく喋る不安いや、むしろ元気すぎて、先生も病気か疑っているんだ…。看護師が裏で大笑いだ。こっちまで恥ずかしい🫣


次女が離れた所で主治医と話す。


「実は、主人が同じ症状で寝込んでるんです。朝から一緒に言い出したんで、なんかの感染症かな?って思ったんですけど」


「同時期に感染はないんですよ。家族間でノロの場合は2日くらい間隔が空きます。もしかしたらですけど、父親の症状を見て真似されてるかもしれませんね。母親の気を引きつけておきたくて。結構、そういう小さなお子さんいらっしゃいますよ」


ということは…、仮病???私が旦那の方に行ってしまうと思ったのだろうか。


次女を見ると「薬もらわないとなー」と看護師と話している。まあ、正直よくわからないので整腸剤だけ貰って帰った。


さて、家に帰って長女に話すと「仮病や」と言い放つ。次女は「私は本当に具合が悪いんだ!!」と自ら氷枕まで持ってアピール。


長女は、「ふーん」と疑いの眼差し。旦那は「仮病するなんて最低やな。俺は本当にきついのに」と言い放つ。次女は私を見て「ママは信じるでしょ?」と言う。疑ってはいるが、言葉に出すとまずい気がした。



さて、その日の夕方、長女が私に「マジで具合悪いかも」と言い出した。


「え??さっきまで遊んでたやん」と言うと「なんか違うわ。すぐ疲れたって言う」と言うので、体温計を持ってきて測る。すると37.4度になっていた。


本当に調子が悪かったらしい。疑って悪かった…。あまりにも元気でよく喋るから気づかなかった。


長女は、少し悪いと思ったのか熱冷シートを持ってきた。ついでに、いつも独占しているリモコンも渡して、好きなものを見ろと言った。


旦那も「なんか仮病って言って悪かったな」と気まずそうに謝る。


私も心の中で「疑ってごめん」と反省して、いつもより優しくなっていた。


次女は「だから、言ったじゃーん」と明るく笑っていた。底抜けの明るい次女は病気も気がつきにくい。