新年度に入ると、ミュージカルスクールでは選抜があるらしい。
やる気があって、上手い子は「星組」、その他は「虹組」である。毎年、練習の態度や上達度をみて先生が判断する。どんな習い事もそうだが、ランク分けってシビアだよね。
レッスンの終わりに長女が言った。「私はどうせ無理だと思う。一生懸命してるけど、他の子の方が上手いもん。あっという間に振り付けも覚えちゃうし。全然追いつけない」と弱音を吐いた。
確かに長女の実力では厳しいと思う。少しは次女のように「私が絶対に真ん中よ!!」という素晴らしい勘違いを見習って欲しい。
私は長女に言った。
「どうせ私には無理って思っていたらずっと上のクラスは無理だよ。星組に行きたいと思うなら、絶対に行ってやるって気持ちにならないと。ダンスの上手い下手はあるかもしれないけど、気持ちで負けてたらスタートラインにも立てないよ。あと、一生懸命踊って真面目に頑張ってるあやちゃんを私は見てるよ。前に比べれば、凄く歌も踊りも上手くなった。舞台で笑えるようになったよ」と話しておいた。
もともとは、結構な負けず嫌いな長女。他の子よりリズム感も表現力も派手さもないが、淡々と気分のムラもなくコツコツやれるのは長女の良さだと最近気がついた。まあ、この選抜で上のクラスに行かなくても一生懸命やる過程を学んでくれたらなとは思う。
さて、話は変わるが本日のレッスンの次女は、本当に酷かった。もともと幼稚園の遠足で疲れてたのもあるが、「今日は気分が乗らない、踊らない」とレッスンに参加しなかった。
園児クラスは、日によって踊らない子も何人かいるので、先生たちは強くは言わない。私も強くは言わないが、あまりにも態度が酷いので、ちょっと注意した。
すると次女は呆れたように「ママ、怒ってはダメだよ。私に優しくしなきゃ。わかった??」と何故か説教された。
あまりにも予想外な次女の反応に膝から崩れ落ちた私。あかん…、繊細すぎる長女も頭を悩ましたが、最近は図太すぎる次女も悩みの種になりつつある。
この事を旦那に話すと「俺だったら、頭パチンと叩くけど。人前だろうとやるけどな。お前は絶対に手を出さないよな」と言ってきた。
当たり前や…。園児に手を出したらあかんやろ。これだから昭和の親父は…。
毎回思うが、子育ての相談をしても彼はまったく参考にならないのである。時代が違いすぎて。(育った環境も劣悪だし)
それでも、ママ友が少ない私は旦那だけが相談相手なので、相談するしかないんだけどね。