次女のバスの降車が本当に遅い。前から遅かったが、更に酷さが増した。
まず、到着したことに気がついてない。ボーとしている。先生に呼ばれても、バスの席から立たない。
先生に促されてゆっくりゆっくり歩く。バスを降りる段差は、自分からなかなか降りようとしない。
「みーちゃん、頼むからもう少し早く降りてきて。みんな待ってるの」と何度も注意している。
すると、驚きの回答を次女は言った。
「みんな待ってるなら私を抱っこすればいいじゃない」
どこの女王様だろうかマリーアントワネットの「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない?」ばりの台詞である。
長女なんて、バスが止まる前から立ち上がり、バスのドアが開くと同時に降りてきた子だった。
しかし考えてみれば、次女は自分からしなくても全て周りが全てやってくれる環境だった。末っ子あるあるだ。
生まれもった星というのがあるのだろうかと最近感じる。次女は、なんだかんだで自分の思い通りに物事を進めている。しかも、人たらしだ。女王様の星に生まれてきているようである。
ちなみに長女には、なんだかんだで世話好きの星が私には見える。