今日、忍者の服を着たおばさんを見た。本当に忍者の格好だ。思わず二度見した。


おぉ…、全身で忍をコーディネートしてる。忍者好きなんかな。この田舎で、着れる勇気が凄い。


少し尊敬した。若者ではなく、私より年上のおばちゃんが、好きなことを全身で表現する姿にね。


実は私も少し個性的なファッションが好きだ。





アンデスにある民族衣装が好きなのだ。


初めて見たのは、「世界不思議発見」でアンデスの文化が紹介されていた時。


見た瞬間に「これや!!」と思った。本能的に好きなもの、心にドンっとくる感覚。たまにあるよね、好きなものって。


ペルーでは、年配の人も明るくて可愛い服を普通に着ているので、「ペルーに行ってみたい」と若い頃は少し思った。


ポンチョとかストールはコレ系を持っている。あと、ワンピースも。滅多に着ないけど。でも、ここまでカラフルではない。どこかブレーキをかけている。


気が小さいんだと思う。好きなものは素直に着たいのに「こんな田舎だし、変な目で見られるかも」って思う。ただでさえ、歳を取ったら、みんな洋服がモノトーンになっていくもんなぁ。


でも、忍のおばさんを見て「もう少し自分の気持ちに正直にファッションを楽しんでもいいのかな」と思った。よく聞く台詞だけど、人生は一度きりだし。カラフルな服を着たお婆ちゃんになりたいな。


なぜか忍者の服を着たおばちゃんに勇気をもらった私だった。