前回の続きです。
歯医者に到着して、ずっと無言。話しかけられても無言。名前を呼ばれて、うずくまる。
「えーと…、説得はされたんですか?」と聞かれて苦笑い。したんですけどねぇ…。
泣く泣く診察代に行き、先生が来るとポロポロ泣き出す。
「痛いの嫌だ…。怖いよう」と言うので、先生は優しく、「最初にチクってするだけだよ」と説明。
私も「大丈夫!!ずっと近くにいるから」と言って手を繋ぐ。歯科衛生士さんも「大丈夫!!すぐ終わる!!」と説得。
さて、打つと決まってから、歯科衛生士さんは先生の後ろで注射針を隠しながら待機。笑顔で長女と会話しながら、先生は裏でサッと手を後ろに渡して、渡せと合図。鮮やかな連携プレイに目を見張る。
娘は、涙を流しながら、覚悟を決めたようで麻酔注射を💉受け入れた。
そして、娘から出た言葉は「苦い」だった歯医者さんは「麻酔は苦いもんねー」と笑いながら次々に追加の麻酔を打つ。
そして、抜く時の歯医者さんの鮮やかさよ…。一瞬である。歯医者で早めに乳歯を取ってもらった方が絶対に楽やなと思った。
さて、抜いた所でまず第一関門の矯正の治療は終わった。次はいよいよ針金を作る型取りらしい。
「次は1万円〜1万5千くらいかかりますので、お金を用意してください」と言われた。いよいよ自由診療である。別の意味で私も痛いが、必要経費である。
私は歯並びに悩んだことはないので、親からのステキな贈り物だと今になって感謝。
親も「あんたはお金がかからなくて親孝行やね」と言われてたので、つくづく歯は大切だと思う。