おばさんが突然「あなたたち夫婦のカラー占いの診断結果用紙を見せてくれ」と言いだした。引っ越すと伝えた途端、カラー占い診断を確認したいと。
ゾッとするわ…。何する気や…。
カラー占い(数字も含む)など全く興味がなかったのだが、親戚のおばさんに言われて仕方なく1年ほど前に受けた。自分の1番ラッキーカラーをいつも身につけておき、数字も通帳の暗証番号や月々の貯金の金額にするとみるみるお金が貯まるという…
「これで運命切り開くから」とおばさんは満面の笑みで言われたのが忘れられない。
そもそも、好きな色は、自分で選びたい。部屋の家具も洋服もその時々で私は好きな色を選んできた。あと、おばさんは全然貯金できない女である。それが言われた金額を貯金したらお金が貯まり始めたって当たり前の話や!!貯金しだしたんだから!
よって、その占い用紙は大事にする訳でもなく、放置。もはやどこへ行ったのかわからない。
「あれを捨てたら呪われる」と変な事を言い出すので、めっちゃ怖い。ここまでくると占いというより宗教の教典だ。
「引っ越したら、そのカラー占い通りにした方がいい。部屋は大事」と言ってくるし。
最近は霊感商法が問題になっているが、まさしくその典型例を見ているようだ。
おばさんが関わっている商売もそう。「癌が消える水」や「身体の細胞が若返っていく布団」など怪しい商品ばかり。ちょっと考えたら、変って気がつきそうなものだけど、騙される人って信じちゃうんだろうな。まあ、おばさんは騙されても他人に売る側でもあるからタチが悪い…信じている人のゴリ押し感ってスゴいものがある
さて、焦って旦那におばさんの事を話すと溜め息をつきながら「俺、捨てたぞ。怖がらずに本当のこと言えばいいやん」と言っていた。
いやいや、信者に教典捨てましたって言っているようなもんやで。家族の問題は、当人が亡くなるまで付きまとうものである。もう、嫌だったら縁を切るしかないんだよね…。