救急医療室に運ばれて、私の症状は実は落ち着いていました。正直、「救急隊員やお医者さんに申し訳ない」という気持ちが強くなってしまい、焦ってた
どこまでも小心者だと思う。さて、病室に入ると研修生やお医者さんがまず、コロナの検査をしました。
初めての鼻に突っ込まれるタイプのPCR検査。マジで痛いね。あれは…。そのあと、血圧と手首に点滴をされて、詳しく症状を聞かれる。ここまでくると、なんだかどんどん冷静になってきて、私大丈夫やと勝手に思ってました。
さて、症状を話すと私のイメージですが、先生は心因的なものが大きいと思っているようでした。
だいたい首の裏と頭の痺れ、呼吸困難は脳内出血の可能性は低くて、疲れとか心因的なものが多いのだそうです。
それが分かった時点で私の中でだいぶホッとしてましたが、(血管が切れてることが1番怖かった)検査入院はしなければいけません。
しばらくすると先生の問診が始まりました。
「お酒飲みます?」
「はい」
「毎日?」
「はい」
「どのくらい?なんのお酒?」
「ハイボールを毎日コップ4杯くらいです」
「ちょっと多いね。例えば昼間から飲むことはある?」
「遊びに行った時とか夕方から飲むことはたまにありますけど、基本的には夜ですね」
「休肝日は?」
「ありません」
そこまで聞くと先生は、他の先生に相談してました。なんや?なんや??
「うーん、言いにくいけどアルコール依存症の確率が高いんだよなぁ」と先生。
正直、へ??とひっくり返るくらいの衝撃でした。ちなみにお酒を飲みたいと震えたことはないし、実家の家族は全員毎日そのくらい飲みます。妹も含めて。私がアルコール依存症なら、我が実家は全員依存症だ。
「いやいや、流石にそれは…、ないですよ」
「それは、みんな言うの。たいてい自覚症状ないのよ」
「とりあえず、明日は検査。そしてもう1日はお酒を飲まなくても1日平気がみるからね」
それで、更に先生は私の心をえぐるような事を告げるのである。
次に続く