義父と絶縁状が送られてきた前から少し義父はおかしかった。(もともとおかしかったけど)
カラスがゴミを漁るといった理由で殺し始めた頃から異変には気がついていたけど目つきが怖い。歳をとるとキレやすくなる事があるので、「老化?」とも思っていたが放置していた。
改めて冷静に今度の義父の絶縁状の事を考えると、とにかく何かに怒りをぶつけたくて仕方がないのだろう。
最初の私への怒りのきっかけは「お義父さん、同居しますか?」と私が質問してしまった事だった。ついつい聞いてしまった私のミス。
だから義父から「そんな事気にするな」と言われた時に、わたしの顔は安堵の顔をしていたらしい。多分本当だと思う。「こいつ心配してる様子だったのに俺が嫌いだったんだ」と義父は私に疑いを持ち始める。
すると全てが義父にとって「優しくしてくれたのは遺産目当てだったんだ」となるわけだ。被害妄想で思い込んだら一直線。遺産なわけないやん…。そんなにお金がある家かよ
その後、私の言動や行動がいちいち嫌になって旦那に文句を言う→私は謝る→私は義父がどこでキレるからわからないから距離をおく→ますます義父は疑心暗鬼になりブチギレる。
最初は絶縁状に腹も立ったけど、冷静になると「もうあの家に行かなくていい」という解放感もある。思った以上に我慢してきたんだと気がつかされる。義父からの突然の電話、呼び出し、旦那から様子を見に行けと言われることもない。
いい嫁を演じてきたけど、とうとう私の本音が義母の死で気が緩み出てしまったんだと思う。結局、私も限界だったんだ。義父をお山の大将にする事に疲れたのだと。
義父は誰よりも寂しがり屋で可哀想な人なのかもしれない。お山の大将は、なにが自分が悪いのか気がつくこともない。腹が立ったら切り捨てていくだけなので、どこかの国の独裁者のようだ。
義父には、義母の交通事故の示談金と残したお金が3000万入るらしい。ずっと欲しかったお金がとうとう手に入ったのに、まだ不満や悪口を他人に当たり散らす。挙句の果てに私が金目当てと言うので少し笑えてきた。
義父にはこう伝えたい。私は貧乏になった事はない。無駄遣いもしないし、お金を借りた経験もない。旦那が知らない貯金も実はあるwあと、旦那の実家より私の家の方がお金はあるから!!
でも、言わない。お金持ってるなんて普通は人に言わない。金持ちになったし、金目当てか?と聞いてくるのは所詮は成金ってことなんですよ。