もうすぐ4歳の次女。少なくなったが、夜泣きがまだある。
昨日は、私はリビングで寝落ちしていた。ふと気がつくと次女が隣に寝ている。抱きついて、涙の痕があった。
私を探して泣いて来てくれたんだなぁ。愛おしい感情が溢れ出す。
さて、少し前だが瀬戸内寂聴さんが亡くなった。私は晩年の瀬戸内寂聴さんしか知らないけど、最近この方の人生を知った。
3歳の娘を置いて、若い男と不倫して駆け落ちしたそうだ。その後も、たくさんの恋愛や不倫を繰り返し、50代で出家。
人生色々あっての出家だと思うが、やはり私は世間がいう「素晴らしい人」には思えない。本人も思ってないかもしれないが…。罪の意識で出家したのだと思う。
もちろん、たくさんの人の心を救った功績や小説は素晴らしいと思う。あと天才というのは、何か欠落している部分もあるのは理解している。
ただ、どうしても引っかかる部分があるのは、私が3歳児の娘を育てている母親だからだろうか。
ある芸能人の方が「瀬戸内寂聴さんというとても強くて日本の女性をリードする方が亡くなって寂しい」と聞いたときに私は違うと思った。
いやいや、むしろ弱かったんちゃうかと。弱いから悩み苦しみ出家して尼になったんや…と。
初七日の日にお坊さんは、「人間は欲望の生き物です。私たちは、欲を抑えるため修行しています。仏はどんな人でも救うことをしています。どんな人も見捨てない。それでも、現世で欲を捨てきれなかった人のために極楽浄土に旅立てるように私たちは念仏を唱えるのです」と言っていた。
瀬戸内寂聴さんの死と初七日のお坊さんの言葉が妙にリンクして、色々考えてしまった。