今日は道の駅に行った。ここは山の中で裏には川が流れている。
浅瀬なので川遊びしている家族も多い。ただ少し行くと急な流れもあるので大人が注意しないといけない。
道の駅は、川で遊べる人気のスポット。当然沢山の人がいる。
そんな中で長女が迷子になった。モーさんが必死で探すも見つからない。私は動き回る次女がいるので抱っこして周りに長女がいないか確認。
それでも見つからない。その時、若い男の子が道の駅のスタッフに「女の子が流されている」と聞こえた。
本当に震えた。うちの娘かもしれない。まさか服のまま川に入る事はないと思うけど…。
モーさんがすぐに確認しに行った。川には岩にしがみついている小さな女の子とその父親。父親が急いで子供を助けに行って事なきを得たようだった。
本当にその親子には申し訳ないけど娘ではないと知ってホッとした。その後も色々探すも見つからない。
道路に出ていたらどうしよう。誘拐かもしれない。色々頭を巡ってきたときにモーさんが「どこにいたんだ!!」と大声で叫んだ。
長女が見つかったと瞬時に悟った。急いでモーさんの視線の先を見るとモーさんの顔が怖かったんだろう。逃げ出した

私は急いでモーさんを次女に預けて追いかけた。長女も私たちがいないと歩き回っていたようで、駐車場の車がある場所まで1人で行ったらしい。
「一生懸命、パパとママ探したの。でもいないなら、車の場所で待ってたの」
「大丈夫だから。パパは怒ってないよ。安心して大声出したの。ママがいるから一緒にパパのところへ行こう」と言った。
モーさんは怒らなかった。涙目の長女に怒る気は流石にない。そのかわり「勝手に何処かへ行かない事」と説明していた。
川に流された親子は、無事道の駅のスタッフと他の保護者の父親に救出されていた。女の子は2歳くらいだった。本当によかったなとその時初めて思えた。それ以前は、正直長女が行方不明になった事で頭がいっぱいになってたから。
モーさんもその子が助かったと聞いて「川ってのは油断すると怖いな」と言った。同じ年頃の親はみんな「もし自分の子供だったら」と不安になる。
今回はたまたま娘の迷子と川に流された女の子の情報が重なって私もパニックだった。
子供がいなくなると親というのはこんなに怖いものなのかと親になって実感する。ニュースでたまに流れて来る行方不明の事件。
親になってその本当の恐ろしさを感じる。