お正月のお年玉でカチンときたことがある。
姪っ子のことだけど、お年玉を渡したらろくに挨拶もせず、すぐにお年玉袋を開け財布を出した。そして、姉妹で両替しだした…。
「ありえねー」と思った。子供の時からお年玉袋は、あげた本人の前で開けてはいけないと教えられていた。それは下品な事だと。
しかも、姪っ子は高校生と大学生。流石にヤバイだろ…と思っていると義兄も「ここで開けるなよ〜」と軽く言っただけで、後は飲んでいる。
私は義兄のこういう所が嫌いだ。いつも口先だけ注意して後は放置。
義兄は、頭も良いし、何でも出来る人らしいけど、子供をちゃんと見てるんだろうか…。
次女が精神的におかしくなっても、なかなか気がつかず登校拒否になって初めて気がついた義兄。正直、見た瞬間「病んでいる」のはわかるのに義兄は自分以外のことは鈍感。正直、今回長女も「大学なんて行かなければ良かった」と今回ボソッというので、心配だ。
モーさんは、義兄より学歴もないし、知識も乏しいけど、子供のことはよく見ている。
幼稚園の様子をよく見ているし、おかしかったらすぐ気がつく。何よりお友達にいじめられないようにとお弁当箱も可愛い物を揃えたし、毎朝髪の毛も綺麗に整えている。
モーさんは、女性的だからそうなのかもしれないけど、子供が何か大変な事があったら目の色を変える人である事は私が1番よく知っている。
しかし、義兄は頭はいいがそういう人間的な心境には気がつかない。教科書ばかりみて人間を見てない典型だ。
義姉は、そんな義兄を信用してなかったのかもしれない。自分の死亡保険の受取人を義母にして、子供達の事もお願いして死んだらしい。
「次女は心配なの。お母さん、申し訳ないけどよく見ておいて」と言い残して。
無念だったと思う。義母は孫のために一生懸命したと思う。義母も時々「義兄はねぇ…、家は荒らすし、自分の趣味しか没頭してない所がある」と話してくれた。
ここ数年で義兄の子供に対する無関心がよくわかった。
もしかしたら、お正月1番腹が立ったのはこういう事だったのかもと時間が経つにつれて思う。