子育てフォーラムので続き。
開会式は「つまんないな〜」と思ってたけど、その後の子育ての講演が非常に良かった。
大豆生田 啓友さんって知ってますか??
印象深かった話は2点でまず、3歳神話なんて嘘。
3歳で人生が決まるなんておかしい。人生は長い。お母さん方の年齢だって脳は努力すれば進化するんですよと言われたこと。
なんとなく幼児期に失敗すると取り返しがつかないんじゃないかと思ってたから安心した。
完璧なお母さんはおらず専門家の先生でもイラっとする連続でしたと話してくれました。
先生で教える立場と親としての子育ては別物なので、「専門家でも子育ては難しい。特に自分の子は。正解なんてないんです。イライラしてもいいんです。子供は案外親のこと見てますから、ダメな親でも受け入れて成長していくもの」と言ってたこと。
なんか肩の荷が降りたというか、どこかで「私は親として向かないんじゃないか」と思ってたんだよね。
いつのまにか会場中のお母さんが真剣に聞いてました。会場の保護者の顔つきが変わっていくのをみて、「みんなそれぞれ疑問や葛藤を抱えてるのね」と感じましたね。
良いお母さん像を夢見て、でも現実はそうじゃなくて、悩みながら子育てしてるんだなと。
あともう1点は、子供のファンタジーの重要性。よく絵本は大事っていうじゃない??
私は、その意味は語彙力や学力の向上だと思ってたんです。もちろんそれもあるけど、1番は、子供は辛いことをファンタジーの絵本で乗り越えてるって事でした。
子供の世界も我慢と苦しいことの連続で、それを想像や空想の世界で自分を守るんだって。
私もそういえば子供の頃、よく空想の世界に浸ってたけどあれは自己防衛だったんだと先生の講演を聞いて思いました。
そして、このファンタジーの世界を構築するのは絵本であり、映像の世界では養えないこと。親から聞いたお話の世界で子供は頭の中で色んな世界を空想して、楽しみを見つける。空想が強い子は、辛いことがあっても、心は壊れない。
これを聞きなら、大人でもそういうことあるなと思いました。空想の世界は、心を救う。例えば、絵本じゃなくても好きな漫画だったりアイドルだったり小説だったりして現実世界とは別で心の安定を保っているしね。
何で人間は空想やファンタジーが好きなのか先生の講演でわかる気がしました。
とにかくこの先生の話は面白かったです。市長の祝辞やPTAの会長の話より数倍為になり心に響いたね。
この先生のおかげでこのフォーラム参加して良かったなと考えが変わりました

何となく娘たちがどういう人間に育ってほしいかこの講演でわかった気がします。
勉強やスポーツができるとかじゃなく、辛い時や挫けそうになった時、腐らずに前を向いて生きていける人間になってほしいと。失敗しても、立ち上がれる人間に。
なぜ絵本が大事なのか、この講演で改めて知った私です。