昨日、義母と旦那と娘と4人でランチをしてきた。

義父は、その日は外出しており義母は、とても機嫌が良かった。

「あの人がいないだけで、気分がいい。ご飯食べ行こう」となり、要は義父に内緒でご飯に行ったのである。

ランチが終わりかけのとき、義母が携帯を探し始めた。

「おかしいわ。家に忘れてきたのかしら」と言っており、少し気になったのだが、そのまま家に帰宅した。

しかし、その日の夕方義父から電話がかかってきて、「婆さんの携帯がない。お前の車に落ちてないか」と言われた。

旦那と夜2人で探したが結局出て来ず。

次の日、もしかしてと思いランチしたお店に問い合わせてみると、案の定そのお店のトイレに落ちていたらしい。

早速、義父の携帯に電話をかけると「良かった、良かった!ところで、どこにあった?」と聞かれた。

思わず「お店のトイレにありましたよ」と答えると「どこのお店?」と聞かれた。

あっ、マズイ。義母にランチに行ったこと内緒にしてた…。

とっさに「買い物してたお店ですよ。私が取りに行きますよ」と言って電話を切った。

お店まで車を走らせ、帰り道に旦那の実家へ行くと、義母はションボリしていた。

「ごめんなさいね…、せっかく楽しい時間だったのに携帯の騒動で台無しよ。旦那から凄く怒られたの。朝から警察署に行って、携帯ショップに連絡して、購入する事まで考えてた所にあんたから電話がかかってきたんよ。私、死にたい気分だわ」と。

携帯くらいで、義母をここまで萎縮させるなよ。見つかったからいいじゃないか。

モラハラ…。義父は、義母に対してキツい。

足腰が悪くなった義母は、掃除や家事は殆ど義父がやっている。

義父は、「自分は妻にこんなにしてあげているんだ」と上から目線が私から見ても酷い。

昭和初期生まれの九州男児は、モラハラをしてることすら気がついてないだろう。

1番厄介なのが「俺は妻に優しい」と思い込んでる所。

家事を完璧にこなしていて凄いとは思うけど、足腰が悪くなる前は義母がほとんどしていたじゃないか。

だいたい長年、旦那の実家の家計を支えたのは、義母である。

義父は「お前は何もできない。俺が今お前を支えている」と念仏のように義母に言う。

今回の携帯の件も私がいるにも関わらず「ボケとらんか。バカが。離婚したくてもお前には帰る場所なんてないもんな」と平気で暴言を吐く。

義母が義父と一緒に居たくない理由がよくわかる。

そんな義父なので旦那も自分の父親を嫌っている。

お酒を飲んだら暴れた父。
仕事が続かない父。
働いてもほとんど家にお金を入れず飲み歩いてた父。

他人の目から見ると社交的な人だが、家の中では暴君だった。

義母は、本当によく耐えていると思う。

結婚する前に旦那から言われた事がある。

「俺の両親は、仲が悪い。もし、離婚したらお袋は俺が引き取るのでそれは覚悟しておけ」と。

聞いた瞬間「義父は?」と質問したら、旦那から衝撃の答えが帰ってきた。

「知らん。俺は関わらない。育てられてないから。昔から離婚したら、お袋だけは引き取ると決めている。ずっと、離婚すれば?と言っているんだけど」と。


旦那の心の闇がその時見えた気がした。

今回の携帯の件で旦那の言っている意味がよくわかった。

今日「辛くなったらうちに来てください」と義母に言って旦那の実家を後にした。

同居は、嫌だけどこれも旦那と結婚した時から覚悟していたこと。

そろそろ私も腹をくくらないといけないかもしれない。