学生時代の先輩の手伝いに行っていた。
ひたすらダンボールに詰める作業だったんだけど、量が凄くて大いに疲れた。先輩曰く、先輩の同業者の大御所が第一線を退くので職業関連のものを引き取らないかと聞かれたらしい。
引き取る物は特別必要な物でもなく場所も取る。
それなのに引き取った理由は同業者として引き継がなければと思ったからだと言う。
傍目から見れば古ぼけた何かでも、同業者からすれば魂の篭った重みのあるものであり、大御所も引き継いで欲しいだろうと。
実際大御所の方は良い引き取り手が見つかった、若い世代が引き継いでくれて本当に良かったと嬉しそうにしていた。
引き継いだ方の人間は魂と歴史を引き継がせていただきます、自分も必ず同じように引退するまで歴史を重ねて誰かに引き継ぎます。と誓いの様な言葉を言っていた。
和やかな雰囲気だったけど、そこには決意が滲み出ていた。
その場を去った後、大量のダンボール箱を見つめながら大きなものを背負ってしまったなぁと呟き、いつまで出来るかなと笑っていた。
その人の仕事に関する口癖が『早く辞めるのが目標!』だったのに、180度言ってることが変わっていた。
歴史を引き継ぐにはそれ相応の覚悟がいるだろうな。
私には継ぐ何かはないのでお気楽ですが。
精神論は好きでないけど、こんな時代だからそういうことも大切なのかもなぁと思った。
魂が篭ってる、か。。。
引き継ぐ何かや引き継がせる何かを持っていない私にとっては羨ましいような気楽でよかったと思うような。
会社にしても初代よりも2代目3代目と維持させる方が大変だと言うものね。
よく考えたら先輩、学生時代も何やらと責任重めなことを引き継いでたような。。。
後継者に選ばれやすい人間だなぁw
良い人であるのは間違いないけど、
上から見て押し付けやすいのか信頼出来る人物なのか。。。
後者だと良いんだろうけど、若干前者に見えることもあるんだなぁ。
まぁ他人のことはどうでもいいw
手伝いの報酬として美味しいご馳走をと言っておいた。
えぇ俗物ですよ。責任なんて重圧無理です。
引き継ぐ継がないはとにかく、せめて自分の魂が篭ってると思える何かを持ちたいな。
魂ってほどではないけど、学生時代のシャーペンや自転車がそうだったもの。
あっ、数年使っていて現在進行形で使っているものが一つだけあった。
しかも元は母親が使っていたものだ!w
引き継いでるじゃない私!www
はい、オチつきましたw
良い話台無しのオチでした。。。