先日、札幌コンサートホール・キタラでPMF ステージオペラを観劇してきました。
演目は “ナクソス島のアリアドネ”。R・シュトラウス生誕150年を記念しての公演です。
ウィーン・フィルの弦楽器メンバーとともに、全2幕をドイツ語で上演。日本語字幕付き。
公演が始まる前に時間があったので、こちらを見てきました。
コンサートホール・キタラの前庭に今年建てられた、バーン・スタイン像。
“PMF創設の遺志を未来へ”という文字が刻まれています。
(Carring the vision of PMF's founding into the future.)
実は今回がライブで見る初めてのオペラです。
少し苦手意識もあってか、テレビで蝶々夫人とか有名な演目の曲を聴く程度。
クラシックと言えば、歌なしのオーケストラ演奏ばかり好んで聴いていました。
初の冒険は、舞台から一番遠い3階席をチョイス。(写真は中島公園内・日本庭園)
興味津々、とても楽しみです。
美しいメロディーとともにオペラが始まると、すっかりその世界に引き込まれていきました。
字幕ははっきり見える位置にあったので、ストーリーもしっかり理解。(一応あらずじは予習済み)
前方にオーケストラ、後方の段差がある舞台で繰り広げられるステージオペラ。
コンパクトでありながら、どちらも存分に楽しむことが出来て、
弦楽器の艶っぽい音とか、最高でした。
何よりも、出演された皆様のお声が本当に素晴らしくて~。
特に私の心に響いたのは、ツェルビネッタ役の‘天羽 明恵’さん。
柔らかくまろやかな音色。優しく心地いい調べは観客を魅了していました。
国内外でご活躍の日本が誇るオペラ歌手。この方のおかげでオペラもいいなぁ、と
思えるようになりました。この公演を企画したPMFに感謝です。
心がほんわか温かくなって、
幸せな気分にさせて頂きました。とにかく面白かったです。
音楽は人の心や生活に潤いを与えてくれますね。
札幌の観客は、どんなに素晴らしい公演でもなぜだかスタンディングオベーションをしません。
出演者の方はご不満だと思いますが、きっと感激し過ぎて、脚に力が入らないせい?だと思います。
私も拍手し過ぎて、クラッときてますし・・・(笑)
出演者の皆様、
本当に贅沢なひと時を
どうもありがとうございました。
ブラボー~♪