先日、札幌コンサートホール・キタラでPMF ステージオペラを観劇してきました。

演目は “ナクソス島のアリアドネ”。R・シュトラウス生誕150年を記念しての公演です。

ウィーン・フィルの弦楽器メンバーとともに、全2幕をドイツ語で上演。日本語字幕付き。



PMF 2014 in Kitara



公演が始まる前に時間があったので、こちらを見てきました。

コンサートホール・キタラの前庭に今年建てられた、バーン・スタイン像。

“PMF創設の遺志を未来へ”という文字が刻まれています。

(Carring the vision of PMF's founding into the future.)




バーン・スタインの記念像




実は今回がライブで見る初めてのオペラです。

少し苦手意識もあってか、テレビで蝶々夫人とか有名な演目の曲を聴く程度。

クラシックと言えば、歌なしのオーケストラ演奏ばかり好んで聴いていました。

初の冒険は、舞台から一番遠い3階席をチョイス。(写真は中島公園内・日本庭園)

興味津々、とても楽しみです。



中島公園の日本庭園



美しいメロディーとともにオペラが始まると、すっかりその世界に引き込まれていきました。

字幕ははっきり見える位置にあったので、ストーリーもしっかり理解。(一応あらずじは予習済み)

前方にオーケストラ、後方の段差がある舞台で繰り広げられるステージオペラ。

コンパクトでありながら、どちらも存分に楽しむことが出来て、

弦楽器の艶っぽい音とか、最高でした。


何よりも、出演された皆様のお声が本当に素晴らしくて~。

特に私の心に響いたのは、ツェルビネッタ役の‘天羽 明恵’さん。

柔らかくまろやかな音色。優しく心地いい調べは観客を魅了していました。

国内外でご活躍の日本が誇るオペラ歌手。この方のおかげでオペラもいいなぁ、と

思えるようになりました。この公演を企画したPMFに感謝です。


PMF 2014


心がほんわか温かくなって、

幸せな気分にさせて頂きました。とにかく面白かったです。

音楽は人の心や生活に潤いを与えてくれますね。


札幌の観客は、どんなに素晴らしい公演でもなぜだかスタンディングオベーションをしません。

出演者の方はご不満だと思いますが、きっと感激し過ぎて、脚に力が入らないせい?だと思います。

私も拍手し過ぎて、クラッときてますし・・・(笑)



出演者の皆様、

本当に贅沢なひと時を

どうもありがとうございました。



ブラボー~♪