夏の札幌にクラシックのメロディーが流れる・・・


今年も“PMF(Pacific Music Festival) ”の季節がやってきました。

1990年にレナード・バーンスタイン氏(1918-1990)によって札幌で始まった、

若手音楽家育成のプログラムです。詳しくはPMF公式HP をご覧下さい。


オープニングに先駆けて、大通公園でコンサートを開催。

当初の予定では7月14日だったそうですが、変更で7月9日(18:00開演)へ。

どなたでも鑑賞出来る、無料のコンサートです。


この日の天候は、夕方から雨。

こういう時の予報は、しっかり当たるものです。

小雨まじりの開催となりました。


PMF2014 大通公園コンサート


セッティングされた椅子も濡れてしまい、実行委員会の方が一生懸命拭いていました。

観客のほとんどはコンサート開始時、ステージが見えないといけないとの配慮で、

傘を畳んで鑑賞していましたが、時折木々にたまった雨粒がドサッと直撃。

立ち見に切り替えたり、レインコートを着たりして対処していました。

楽器に湿度は大敵。特に弦楽器は大変だと思うのですが、

PMFウィーンのメンバーの方々による演奏は、この会場に美しく響いていました。

演奏した曲目は、【チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 作品11】


ライナー・キュッヒル氏(ヴァイオリン)

ダニエル・フロシャウアー氏(ヴァイオリン)

ハンス・ペーター・オクセンホーファー氏(ヴィオラ)

ヴィルヘルム・プレーガル氏(チェロ)


長年ウィーンフィルのコンサートマスターとして、世界中でご活躍の

ライナー・キュッヒル氏の演奏を、こんな自然の中で聴けるとは幸せ。

このコンサートもキュッヒル氏提案のもと、始まって今に至っているそうです。

今度はキタラで、このメンバーによる演奏をゆっくり聴いてきます。


アンケートに答えた来場者全員にサプライズ!

PMFのコンサートチケットがプレゼントされました。

どの公演かはわかりません。封筒を受け取った瞬間、なんか嫌な予感が・・・。

そうです!私がすでに購入したもう一つのコンサートでした。仕方ないから記念にキープ。



PMFは札幌のほか、全国各地でコンサートが開かれます。

テレビでも放送される公演もありますし、無料で楽しめるコンサートも!


久しぶりに生の演奏を聴いて、心地よいひと時を過ごせました。