北海道滝川市出身の有名人といえば・・・
それは、“黒柳徹子”さんのお母様、“黒柳 朝(ちょう)”さんです。
朝さんが集めたアンティークコレクションが滝川市に約600点寄贈され、
そのすばらしい作品の数々を間近に見ることができます。
『チョッちゃんアンティークコレクション』
住所:滝川市文京町1丁目1-19
電話:(0125)-24-7710
開館時間:10:00-16:00 月曜日休館 入館無料
JR滝川駅から約3km。
駅前から中央バス“滝新線”滝の川団地行き乗車、“緑町団地”下車。所要時間約10分。料金:大人180円。
これが一番近くて便利です、と滝川バスターミナルの方が教えてくれました。
他の路線では滝川市内線、“国学院短大”下車、あるいは札幌からの高速バスで
“東町8丁目”で下車しても徒歩アクセス可能なようです。
“緑町団地”のバス停を降りたら、欄干にこんな看板。そりすべりの図柄ですね。
この坂道を少し上って行くと、道路右手にこの看板と建物が見えてきます。
入り口かと思って入ったら遊歩道でした。そこから見上げた建物の外観。
建物の前庭に、そり遊びの銅像。
右手にちゃんとそりを持っています。
こちらが正面玄関。
開館時間の案内板は、玄関の入り口左手にありました。
では中へ入りましょう。
事務所入り口で名前を記入してから見学します。
入ってすぐ左手。『2 COLLECTION 』のお部屋。
アンティークを集めるきっかけになったこと。
このメッセージの下に時計が展示してあります。
部屋へ一歩足を踏み入れた途端、コレクションがどれも素敵で素晴らしく、感激。
個人が所有していたとは思えないほどきれいな状態の物が多いです。
アンティークのことは全くわからないけれど、とにかく人を魅了するものがいっぱい。
美しい女性の館長さんが、途中からずっと展示物の背景などを、詳しく説明して下さいました。
陳列しているガラスのケースは、すべて黒柳徹子さんが用意されたそうです。
大変きれいに磨かれているケースなので、斜めから撮りました。(反射しすぎるので)
1890年代 ドイツ製のオルゴール。
館長さんがねじを手で巻いて、音を聴かせてくれました。
ずっとこのソファに座って聴いていたいほど、心地よくて素晴らしい音色♪
ぐずっていた赤ちゃんも、このオルゴールを流したら、すやすやと眠ってしまったとか。
そんな微笑ましいエピソードも納得の癒される音・・・
ビーズ刺繍のバッグも種類豊富。
他のコレクションは、東京の文化服装学院に展示されているそうです。
もうずーっと昔の作品なのに、なぜか今見ても不思議と古さを感じず、むしろおしゃれな感じ。
ファッションって繰り返されるので、時を経てまた流行した時に使えそうですね。
ヴァイオリンにデコパージュ?
昨年2010年に寄せられた黒柳徹子さんのメッセージ。
隣のお部屋へ・・・
ここは、いつも普通にテーブルを囲んで談笑などで使用されているお部屋。
カーテンのデザインも朝さんの好みを取り入れて。
朝さんが通っていた教会から譲り受けたオルガン。
楽器ってアンティークな雰囲気抜群。ヤマハ製。浜松って入っています。
昨年偶然ヤマハの方がいらして、まだ弾けますね、とおっしゃったそうです。
階段を上って二階へ。
正面に位置する赤いじゅうたんが印象的な階段です。
よくここで結婚前のカップルがお姫様だっこで記念撮影されるそうですよ~。
西日を浴びて美しく輝くステンドグラス。
この説明にあるとおり、珍しい外国製のガラスで構成されているので、
趣味でステンドグラスを作られる方たちも興味深くご覧になるそうです。
ステンドグラスって、教会のイメージが強いのですが、
この建物にすごくマッチしていて、本当に素敵。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
光の加減によって、様々な表情を見せるステンドグラス。
二階には貸会議室もあります。
このお部屋もどこかアンティークな雰囲気。
ゴミさえきちんと始末すれば、ここで飲食をかねた利用も可能だそうです。
最近倉庫から出してきたという、朝さんのコレクションのひとつ。
館長さんと、“何の花でしょう・・・?”としばし二人で考える・・・(@_@)
カラーにしては大きすぎるし、水芭蕉でもない・・・。葉の感じからみてアンスリウム?でも白い・・・
製作者に伺って見なければわかりませんね。
今回、一番心に響いた言葉・・・
このテーブルの後ろにメッセージがありました。
『人にしてあげたことはみんな忘れなさい。
人にしていただいたことは、どんな小さなことでも忘れないように・・・』
朝さんが敬虔なクリスチャンだった証のようなフレーズではないでしょうか?
私なんかつい正反対の行動をとってしまいますよ~。
恩着せがましく、いつも・・・(笑)
誰に対しても寛大な心を持つとか愛情を注ぐのは本当に難しいことです。
この言葉に込められた意味は実に深い。
博物館と呼んでもいいくらい、素敵なアンティーク作品が多数展示してある隠れたスポット。
館長さんが、お茶でもいかがですか?とお誘い下さったのですが・・・
日帰り旅行のため急いでバスに乗り帰ってきました。
館長さん、バスの時間までわざわざお電話で問い合わせていただき、感謝!
菜の花畑の壮大な景色に癒され、
そして数々のアンティークやオルゴールの調べに心癒された瞬間。
美しいものを見ると、人間は自然と心が満たされ、幸せな気持ちになりますね。
またいつか行ってみたい・・・