“おたる雛めぐり” (2)
場所がわかるように、マップをもう一度のせておきます。
小樽駅を後にして、次に向かったところは“市立小樽文学館”。(マップ番号5)
この建物のすぐ横には『手宮線跡地』があります。
ピアノが置かれてある場所の隣に、今年のパンフレットの表紙にもなったおひな様。
江戸末期の古今雛。
小樽在住の市民の方から、毎年お借りしてこの場所に展示しているそうです。
女雛の冠がとてもゴージャス!立派ですねぇ~
穏やかな微笑みが、なんとも優雅な感じ。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
ここは、風にもさらされないので、安心して座っているように見えますね。
お人形はとてもデリケート・・・人間と同じく日差しも気になりますし・・・
次は“小樽運河ターミナル”。(マップ番号46)
こちらは、旧三菱銀行小樽支店の建物です。北海道中央バス色内営業所のほか、
“あまとう小樽運河店”、“桑田屋本店”、手作りオルゴールの“海鳴楼”が入っています。
斜め横から撮影すればよかった。
こちらも7段?飾りのおひなさまでした。並びは、現代風。(男雛左、女雛右)
女雛のお顔を拝見したら、“私、なんでここにいるのかしら・・疲れちゃった”って感じで
物思いにふけっているように見えます。首が曲がっているせいでそう思えるのかも?
利尻屋みのや 大正クーブ館。(マップ番号21)
こちらでは、無料でこんぶ茶をご馳走になりました。四角い昆布にお湯を注いだお茶。美味しかった。
佃煮になりそうなくらい柔らかい昆布はちゃんと最後に頂きました。
ホクレンふうど館。(マップ番号20)
今年、札幌の今様より寄贈されたもの。
北一硝子 北一ホール(マップ番号23)
足を踏み入れた瞬間、暗い!って驚くほど。ランプの灯りだけです。
喫茶店内に展示してあるので、許可を頂き写して来ました。
お店によっては、店舗利用者のみにスタンプを押す所があります。ここもそんな感じだったのですが・・・
お願いしたら、しぶしぶ?スタンプだけで押して頂き、誠に有難うございます~。
気軽におひな様鑑賞出来ない所へは、お邪魔しにくいですね。と言いながら、しっかりゲット!(^∇^)
ランプの熱さで、おひな様がバテないかと心配。(笑)
小樽運河プラザ。(マップ番号13)
ある日、消防犬“ぶん公”に帽子と襟巻きが・・・(風邪引かずに頑張れそうだね。)
どなたかのご好意らしいです。
運河プラザ内のおひな様は、昭和40年代のもの。
こちらは、現代風の並び。(左:男雛、右:女雛)
明治天皇の時代までは、昔から左が高位(向かって右)とされていたため、男雛が・・・
おひな様もそれに沿っていたようです。考えてみれば飛行機のキャプテンは左側ですよね?
だから偉いのよ~(*^-^)b
お隣の建物、小樽市総合博物館 運河館。(マップ番号11)
江戸末期、約200年前のお雛様。 明治後期。
博物館らしい展示でした。
もっとズームアップして、お顔の特徴を撮影すれば時代の違いがわかったかもしれません。
またお隣へ移動です。
小樽運河工芸館。(マップ番号10)
建物の入り口に“魔女のベンチ”なるものがありました。
お雛様の展示は2階。その階段から下を見たら、きれいなガラスが敷き詰められていました。
映画“Love Letter
”で実際に使用したおひな様を展示。(ピンボケですが・・・)
岩井俊二監督が、中山美穂、豊川悦司主演で小樽・神戸を舞台にした1995年の上映作品。
こちらの会社の社長さんのお嬢様の雛人形だそうです。
この小樽工藝館も、映画のシーンに登場していたと店員さんが説明してくれました。
映画ファンの方は、懐かしく思い出されるのではないでしょうか?ご覧になった方、いらっしゃいますか?
韓国ではかなり有名になった映画のようです。“映画のロケ地を訪ねる旅”ってとても魅力的。
なんだか自分までが映画に出演していた錯覚に陥ったりして・・・(笑)
映画を見終わった時に、主演俳優になりきってしまうあれとよく似ています。
本日最後の見学。
田中酒造本店。(マップ番号8)
すっかり日が落ちて、辺りは暗くなってしまいました。
所狭しと寄贈されたおひな様が飾られています。
名前をすべて写せればよかったのですが、スペースが限られていたため一部のみを撮影。
これだけのおひな様に囲まれると、なんとも言えない幸せな気分になります。
桃の節句には白酒、ですよね?田中酒造さん特製の商品、ちゃんと揃っていました。
写真を撮ったつもりが、撮れていなかった・・・((>д<))
この時間になると、さずがにシャッターを押す手元もだんだん疲れてきたようで・・・
きれいなお顔のお人形さんたちに申し訳ない。(笑)
ぼかすつもりはないのに、自然とピンボケ。f^_^;
ぽちゃり顔の女雛。
髪型もかなり個性的な感じです。
田中酒造さんに飾られているものは、再び“古式”。北海道でこの並べ方は珍しい気がします。
京都の方がご覧になればきっと喜ぶでしょう。
お掃除している?
半日かかって様々なおひな様を見てきました。
1年に1度しか表舞台、外の世界に出てこないおひな様たち。
愛情もって大切にずっと保管して行きたいですね。今週末の土日(26.27日)は、
甘酒サービスやお琴のアンサンブル演奏など、楽しみたくさん。
ご自宅でおひな様を飾っている人、いない人・・・お人形好きなら誰もが楽しめるイベントです。
今日はかなり広範囲を短時間で歩いたので、足も少々疲れてきて・・・
お雛様の代わりに、私があの場所に“VIP待遇”で座布団の上に座りたい気分・・・(笑)
“おたる雛めぐり”は、3月6日まで開催中。