“オルガン・ウィンターコンサート”in キタラ。

久しぶりのオルガンの調べ♪です。
先週、2月11日(金)の建国記念の日。お昼12時開演。
なんとワンコイン“500円”という破格のお値段で、本格的なコンサートを楽しんで来ました。
キタラのオルガンコンサートは、市民に親しんでもらうためにランチの時間帯などに
ワンコインコンサートがよく行われています。
今回は後援が“さっぽろ雪まつり実行委員会”。協賛も一般企業6社。
雪まつり期間中だったので、かなり大勢のお客様で客席は埋まりました。
中にはなんとなく来てしまった方もいらして・・・
後ろのおじさん、演奏前から“いびき”をかいてグーグー~\(*`∧´)/うるさかったです。(-_-メ
札幌コンサートホールKitara大ホールのオルガンは、フランス ストラスブール製。
ホームページのこちら に詳しい説明があります。パイプの数4976本。
以前、このオルガンを使用してレクチャーが開催され、聴講生として参加したことがあります。
全くパイプオルガンの知識がなかったにもかかわらず、運良く受講させていただきました。
フランス語通訳付きで、レッスンを受けたのは教会のオルガニストとしてご活躍されている方々。
私以外の聴講生は、音大生など皆さんパイプオルガンの経験者が多かったようです。
かなりの場違いでしたが(笑)、とても貴重な体験でした。
音の迫力も凄かった。
その後2回、今度はリハーサル室にあるオルガンでのレクチャーに参加。
そちらのオルガンもとても素敵な音色をしています。
担当オルガニストの話が少々長くて疲れた時もありましたが・・・f^_^;
今回のコンサート、出演者はふたり。
現在の第13代専属オルガニスト、“コラリー・アメジカン”さん、
そして第5代の“モニカ・メルツォーヴァ”さん。お二人とも女性。コラリーさんの演奏を聴くのは初めて。
曲目は以下の通り。
最初、お一人づつの演奏で、最後に連弾。
クラシックのオルガン曲って、数曲の有名なものしか知りません。
以前にも聴いた、このフランクの“大オルガンのための6つの小品”より、前奏曲op18は好きです。
楽譜はこんな感じ。⇒FWV 30 opus 18 (ダウンロード出来ます)8分の9拍子の曲。
美しいメロディーは、一度聴くと耳に残るものですね。
アンコールに、モニカさんが“北の国から”のテーマ曲をモチーフに、
豪快に演奏。1時間以上にも及ぶ内容の濃い演奏会でした。
帰りに、冬の“豊平館”を撮影しているとき、
私にぶつかって来た人が・・・。気づいて見たら目がご不自由な男性でした。
誰一人として手をさしのべることなく、白状な人の多いこと。(ノ_・。)
雪道で杖にあたるものは雪だけです。慣れているとはいえ、やはり危険・・・
お声をかけて、地下鉄の駅までご一緒することに・・・
そういえば私の母も先日、バスを降りる時に転倒。でも誰も助けてくれなかったと嘆いていました。
札幌市民って、結構冷たい人が多いのかも?(心の中まで氷点下?)
駅に着くまで少しお話したのですが、オルガンがとてもお好きな方でした。
よくお一人で“キタラ”にお見えになることが多いとか。
駅に近づいて来た時、“最近はホームでの転落事故って多いですよね?”と言う会話になって、
“そうですね”って言った手前、ここで別れるわけにもいかずホームまでさらにご一緒しました。
地下鉄を待っている時にちょうどその方のお友達が見えたのですが・・・
はやりこのご友人も手を貸してくださらないので(なぜだろう・・・)、車内までご案内して
その後、私は地上へ戻って来ました。(危うく私がドアに挟まれそうになった。)
札幌市営地下鉄は現在、路線によっては運転手のみの運行で車掌がいません。
人員削減のためにそうなりました。ゲート(可動柵)がついていてもホームとのちょっとした隙間には
危険が潜んでいます。経費削減の為とはいえ、必要最小限の安全確保には車掌を乗せるべきです。
今の市長になってから、いろいろ市民の負担が増えた気がしてなりません。( ̄□ ̄;)!!
つい愚痴ってしまい、申し訳ありません・・・
当たり前の生活が、ある人にとってはとても大変なこと。
あらためてそう強く思った日でした。
いろいろ考えてしまったけれど・・・
オルガンの優しい響きだけは、そのあとも心地よく私の中に残っていました。
音楽はいつも温かく人を包んでくれますね。゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
わずかワンコイン“500円”で、心が満たされ(お腹はハラペコ状態・・・笑)
素敵な時間を過ごせて幸せでした。