本州から北上した桜前線も、ようやく北海道に上陸。
桜のピンク、木々の緑色・・・広大なキャンバスに美しい絵を描きはじめています。
お庭の花々も一斉に咲き出して、目を楽しませくれるようになりました。
お花が咲くと目に映る鮮やかな色とともに、香りもまた楽しむことが出来て幸せ・・・
香りを楽しむ。
生のお花から出る自然な香りはもちろんのこと、お花から抽出してできた香水類・・・
どちらも癒しの効果がありそうです。
姉の家へ行った時のことです。
トイレのドアを開けた瞬間、芳しい香りが・・・
なんの香りだろう?
姉に聞いたら、その正体はこれでした。
ジャン・デプレの『バラ ベルサイユ』。 Jean Desprez 『Bal a Versailles』
日本語表記は“バラ”となっているので、お花のバラ、または『ベルサイユのばら』と思われがちですが、
『Bal』=フランス語で舞踏会の意味。 つまりこの香水は『ベルサイユの舞踏会』という名前ですね。
かつてフランスでは、“バラを摘みに行ってまいります”を合言葉に、
女性たちは森へ行ってあのドレスの下で、用を足していたようです。
まだ頻繁にお風呂に入る習慣がなかった時代だからこそ、香水文化が発展したとも言えます。
この香水をトイレに使っている姉はすごい!大正解、まさに適材適所?
ベルサイユ宮殿の森は、美しい風景とは裏腹にとんでもない悪臭にさらされていたかと思うと、
華麗な舞踏会もイメージダウンしてしまいがちですが・・・
この気品漂う高貴な香りに魅了された私は、思い切って100mlの大型サイズを購入。
これはもう、芳香剤のお徳用サイズを何十個もお買い得価格で購入したくらいの感動でして。(笑)
そうは言っても、決してトイレ用に開発された香りではありませんので、
いつもの装いにさりげなくつけてみてはいかがですか?(若い方には好みが分かれそうな大人の香り。)
きっとあなたを、あのベルサイユ宮殿の別世界に運んでくれますよー。
大好きな香りにつつまれて、きょうも“バラを摘みに行ってまいります”・・・(笑)