四 季 の 枝 折 り
その時々の感動を忘れないように
自己満足ではありますが 忘備録として記録を残したいと思います
ディズニーシー・ホテルミラコスタ
みんな大好き洗練されたロゴマーク
冒険の海を象徴する伝説の生き物たちが集う神秘的な噴水
ミラコスタを訪れた人々が目にする、この印象的な噴水。
実物は予想よりも大きく、独特の存在感も相まって圧倒された方も多いはず。
この噴水には「タコ」「イルカ」「ウミガメ」「シーサーペント」の彫刻が鎮座しています。
それらは、中世の人々の想像によって創造されたものだとか。このため、何処か不思議な姿かたちをしていますが、その意味を探ると、遠い海の彼方あるいは深い海の底のように、未知なる世界への冒険を連想させてくれるような気がします。
季節によっては、噴水の中にカモが浸かっています。イルカやタコの吸盤から吹き出る水飛沫にも負けず まったり水浴びをしたり、写真撮影に群がる人間など気にも留めず 噴水の縁を遊泳するカモの姿には和みまくりでした
夜になると、この場所はよりいっそう神秘的で特別な空間へ。
トスカーナ・サイドの窓から漏れる温かな光や、外壁のランプに燈る柔らかな光によって、ミラコスタは淡い金色に染まります。それらを背景に、水底から湧き上がる光によって、青白くライトアップされた巨大な噴水の姿は、あまりにも幻想的で言葉になりません。
此処には園内の音楽は届きません。時間帯によっては、人も車もほとんど通らないため、何とも言えない雰囲気が漂っています。
しばし、お気に入りの空間に身を置いて、流動的な水の音色に耳を澄ましながら、揺蕩う水面の反射が織り成す陰影に眼差しを向ける。
時間に追われがちなディズニーで覚える、形容しがたい至福のひとときでした。
神話の精神が息衝く世界観とそれらを支える館内の装飾
ヴェネチア。フィレンツェ。トスカーナ。ポルトフィーノ。
見る角度によって異なる景色を堪能できるミラコスタ。
ガリオン船の船首には、人魚のミニーちゃん。
船首像は艦章として船の所属を区別する役割を担っていますが、同時に船旅の守護者として人々の信仰の象徴でもあったようです。
きっと、この人魚のミニーちゃんも、大海原へ旅立つミッキーたちを、嵐や暗礁、疫病や亡霊から守っているのかもしれません。
他にも、船が沈没した際、乗組員たちの魂が海に囚われることなく、みな冥府に辿りつけるように、案内をしてくれるとも信じられていたようです。
ミラコスタの中央は、フィレンツェがモデル。
海の生き物を模した石柱や照明は、ロマネスク様式に由来しているのでしょうか。
エレベーターの階数表示盤や、階段の踊り場にある燭台など……
何気ない装飾のいずれも、デザインが秀逸。
いつまでも見ていられます。
過去、シーで行われていたハーバーショー「レジェンド・オブ・ミシカ」のような、重厚感ある造形と神話の精神が息衝くミラコスタの世界観。
飽きるどころか、どんどん心酔してしまいます
八人の女神が描かれた天井絵
ヴェネツィア・サイド スーペリアルームパラッツォ・カナルビュー
2023年4月に新設された「ヴェネツィア・サイド スーペリアルーム(パラッツォ・カナルビュー)」について語ります。
ミラコスタの客室は、基本的な間取りこそ同じですが、部屋の位置によって眺望は勿論のこと、窓の大きさや数に違いがあったり、飾り枠や柵、フェイクバルコニーの有無など、異なる点があります。特にヴェネツィア・サイドは、より種類に富んでいるように思います。
どのようなお部屋にアサインされるのかは、当日のお楽しみ。
同じカテゴリーであっても、たくさんの客室がありますから、予想外の間取りや眺望に当たって驚いたり、自分にとってお気に入りの部屋を見つけたり……これもまた、ミラコスタのささやかな楽しみだったりします。
ちなみに、その中で私が最もお気に入りなのは、パラッツォ・カナルビューの二階の角部屋です。
こちらのお部屋ですね。
何度も語ってしまいますが、ポルト・パラディーゾ・サイドや、スペチアーレカテゴリーよりも、私は此処が好きです。
異国情緒溢れるパラッツォ・カナルの美しい街並みを、二つの窓から堪能できる、まさに至高の客室。
加えて、どうして二階なのかと言うと……一つ目の理由が、近さです。
こちらは、一つ目の窓からの眺望です。
二階なので、地面が近くて、目線も近い。
つまり、パークの中にいる時に見ている景色と似ているため、没入感が半端ないのです。
二つ目の理由は、窓の飾り枠。
これが、もう、とっても素敵でして……。
人によっては、窓の外枠やフェイクバルコニー等があると「景色が見えにくくなってしまうので嫌い」と言う方もいますが、自分はむしろ逆でして。
ゴシック建築の尖塔アーチのような装飾も、重厚感が漂う白い支柱も、とにかく美しくて大好きです。
もう一つの窓には、テラス(出られません)があり、唯一無二の景色を楽しむ事が出来ます。なお、テラスがあるのは二階のみ。
こちらの窓から見えるのは「リストランテ・ディ・カナレット」の様子です。日が落ちて宵の口、ぽつぽつと灯が燈り始める情景が印象的でした。
他にも、この部屋を推す理由として、室内装飾があります。
単純に、ヴェネツィア・サイドの内装がぶっちぎりで好きなのです。
例えば、ヘッドボード。ヴェネツィア・サイドの場合、運河に架かる石橋やゴンドラの美しい造形が描かれています。また、カーテンやクッションの生地、タッセルの色は、淡いグリーンを基調としていて、全体的に落ち着いた色彩で統一されています。
これがまあ、私の琴線に触れまくりで最高なのです。
私事ながら、元々くすんだグリーンやミントカラーが大好きなので、この室内装飾は、何度見ても心癒されてしまう。そして何より、チョコミントの装いをしたジェラトーニにぴったりなので
ここまで長々と私の一方的なを語ってきましたが……
このような自己満足の記事を、最後まで読んで下さったことに、心から感謝申し上げます。
今後も、自分好みの写真を撮れたら、このページも加筆していく予定ですので、どうぞ宜しくお願い致します(*´︶`*)
四季