ノアールによせて | いつかどこかで

いつかどこかで

いつかの私へ。いつかのあなたへ。

雫のきままなひとりごとです。

ノアールによせて人生初の俳句を作ってみました




ノアールが旅立つ2日前に、初めて玄関の外に出て階下の満開の桜を一緒にみました。

また来年一緒に見ようねと話しかけながら…。


ノアールは春の優しい風にふかれて しっぽをふっていました。



2023年、横浜でのソメイヨシノの開花は3月15日、満開宣言は3月25日と観測史上最も早かったようです。








3月23日の夜…

ノアールはベットで静かに寝ていたようなので、私はリビングでのんきにプレバトを見ていました。


手形アートを見終わって、夜7時半前だったか「卒業」をお題にした俳句のコーナーが始まりかけた頃、ノアールがひとりでベッドから降りてリビングに向かう廊下をよちよち歩いてきました。


キッチンの冷蔵庫を見つめているので

「ノアちゃん、おっきしたの。ごはん食べる?」

と声をかけリキッドを用意し、飲み始めて2口目の時でした。


それからもう時間は覚えていません。


後で電話の履歴から推測し19:50分過ぎに心臓マッサージと人工呼吸をあきらめて息子に電話をしていたようです。




プレバトの俳句のコーナー、もう当分見ることはないかな…



これは どなたの俳句かわからないのですが


空の色 川の色変え 桜散る


桜散る ただ恋しさよ 愛しさよ


桜の花びらで小径や水面がいちめんピンク色に染まる風景は、とても美しく、それでいてどこか哀しげに感じます。