節分に伊勢神宮行ってきました

 

 

やっと書く気になり

2月3日~5日にかけて伊勢神宮神社へ行った出来事を

ここで改めて書いてみようと思いました。

 

きっかけは丁度、一年前の2023年2月2日。

伊雑宮や二見ヶ浦、伊勢神宮の御垣内参拝の意味目的を知る出来事がありました。

それから、しばらく経った10月

高尾山を登る朝、産土様にご挨拶してから出向いたのですが、

それを機に毎朝産土様に通い続けるようになりました。

 

でもその時伊勢に行く予定は全くなかったんです。

通い続けている間に伊勢神宮行きの話が上がって来たので、まさかと思いましたが

100日参りする事を決めました。

 

来る日も来る日も。

 

結構順調に行っていたある日

あと2週間と言う所で、肉離れ&発熱。

まるで神様から試されているようでした。

でも、もう心に決めていた事なので足引きずってでも参拝を続けました。

これ行かない方が心地悪くなる。

心に正直に、体には頑張ってもらいました。

 

そうして100日目を迎えたのは伊勢神宮内宮へ行くちょうど一週間前でした。

それにしても、ぴったり一週間空いたのは何故なのか?考えてみたんです。

そしたら、そのまま通い続ける事ではなく、まだ足りないことがあると知らせているんだと分かりました。

自分で解釈したのは産土様に行っていた時間を内観する時間に変換する事でした。

「伊勢になぜ行くのか?それを明確にせよ」と言われていたんです。

 

この間、真面目に瞑想に取り組んだので眉間の部分に紫の揺らめきが見える瞬間が一度だけ訪れました。

 

当日を迎えた私はみんなが待つ伊勢市駅へ一人で向かいます。これがまた良かった。常に自分との対話をしながら行動。

そして無事に合流。

伊勢うどんを食べます。

 

まめやうどん店 「玉子伊勢うどん」

 

「月見伊勢うどん」は玉子がそのまま乗っているけど

「玉子伊勢うどん」はかき玉です。

色んなご意見がありますが私は伊勢うどんが大好きになりました。

もう一度食べたい割り箸

 

 

二見浦に移動します。

伊勢参り前の禊の場所

夫婦岩

小さな岩の方から出てくるパワーを頂きながら

澄んだ海水そこから流れる波の音が穢れを根こそぎ持って行ってくれるような感覚でした。

その日は海の見える宿泊施設で一泊。

 

 

翌日

朝食を早めに済ませた友人が無垢鹽草を買ってきてくれたことに感謝しながら

 

 

 

伊勢神宮外宮へ。

途中で「立春大吉」を書くことを忘れていて、直前に思い出してペンを借りてノートの切れ端に書く。そして鳥居をくぐり正宮 豊受大御神に日々の暮らしのありがたさを感謝して参りました。

 

 

参拝の時間が迫るので程なくして移動。

 

 

内宮(皇大神宮)その鳥居の前に立った時はもう写真とか忘れていました。

圧倒される神域。早くあちら側に行きたい衝動に駆られる感じでした。

宇治橋

 

 

そしてとうとう御垣内参拝。

白い布の向こう側に行けます

 

玉砂利の大きさを足裏で感じてはいるのですが、実感がそこにはない感覚。

なので、あまり思い出せないのです。

あの場に立っていたのは私という一人称ではなく先祖と一緒だったからだと思います。

そしてそれは伊勢参りをする時に決めていた事であり、それを意図して参りました。

浮足立つという表現もあるかもしれませんが、それよりももっと次元の違うところに気持ちが持っていかれる感覚です。

 

参拝を終えた後はそのまま、神楽殿へ移動し、

待機所にいる時は何も感じなかったのに、舞殿に通され、粛々と雅楽が始まり

笙の音色が入った瞬間、その空間が一変しました。

涙が一筋出たら止まらずえーん

周囲の人も同じようなタイミングで感極まっている様子が分かりました。

 

参拝している時の意図して繋げていたものが無事参拝を終えられたことで、ほどけた感覚、安堵感のようなものが流れていました。

 

そしてポーっとしたまま、授与所で御朱印帳や御朱印を頂きました。

空を見上げた時、青い空のもとに数筋の長い雲が現れており、いつもの空とは違う感覚がありました。そしてそれは見上げれば誰の目にも映る分かりやすい状態でした。宇治橋を通ってやっとこの世に戻ってきました感覚です。

 

 

やっと記念撮影に気持ちが行ったので大鳥居の前で写真を撮りました。

 

 

 

車で料亭の「戸田や」さんへ移動し、直会。

 

その後天岩戸神社へ移動

内宮(皇大神宮)から結構離れています。

車に揺られている途中、頂いた御朱印帳が気になり開けてみたら、お頼みしたものと違うものが入っており、驚きました。

気になったので調べた所、ご奉納のお納料が同じだったことに安堵。

これも何かの御縁です。

 

 

 

天岩戸神社は駐車場から2㎞ほど歩きます。

御垣内参拝の正装ではなくすでに戸田やさんで着替え済み。トレッキング用のシューズに変えております。

恵利原の水穴から湧き出る霊水が「五十鈴川」となり伊勢神宮に流れている大元。地元では特に霊気が強い場所と言われています。

流れる水は清らかでさらっとした感覚。

洞窟の前で手を合わせた時、昨日の寝不足の為か立っていられない程グラグラし、手も痺れました。でも数日後、そのわけが分かり、有難い事でした。

100日参りしたのはここに通じる事の為であったのかもしれません。

 

 

3日目は朝から曇天。

と言うより、結構な雨量の伊勢神宮。

平日で人はほぼおらず、早朝日の出の時間に幻想的な鳥居の前に佇みました。

この世とあの世を隔てる宇治橋、五十鈴川。寒すぎてほんのり靄がかかる様子は前日の姿とは全く違いました。

どちらの風景も素敵でしたが、雨の方が個人的には好きになりました。

 

 

二日連続の参拝。そして伊勢神宮を後におはらい横丁に向かい、冷え切った体に赤福と熱いお茶を頂いた時、友人が突然切り出した言葉は、「特急列車の時間を切り上げて熱田神宮へ行こう」という提案でした

特急時間を即変更。

 

 

その後すぐに友人が気になっていた猿田彦神社へ向かいました。

道開きの御神徳を表す八角形が印象的

 

参拝すると「自分で好きな事、好きな風にやっちゃってよ」と言うフランクな感じで降りてきました。

え・良いの?

でも何が好きなのか分からない。今やれることって何?

そしたらすぐに「父が画家になりたかった夢を私が追いかけられないか?」という事が降りてきました。

佐留女神社でお願いをしてきましたが、その時は具体的に決められなかったのでその方向付けだけお願いしてきたら、答えは数日後に導き出せました。

何もかもスピーディ。

後は自分が行動するだけ。

 

そしてその後も雨は容赦なく降り続け、相変わらず人もいないし、タクシーも流れてこない。

次に行きたい別宮の月読宮へは2kmもある。

そんな時道に迷っていたら一人のおじさんが向こうから歩いてきて、道を聞いた瞬間タクシーが目の前を通ったんです。まさかのタイミング。

おじさんにお礼をしてタクシーに飛び乗りました。

 

そのタクシーは、運転手さんが色々と話してくれて

伊勢神宮の鬼門である朝熊岳金剛省證寺に行ったか?と尋ねられた。

昔は朝熊かけねば片参宮といって必ず最後山で締めるのが習わしだったとびっくりガーン

 

山好きの私としては行きたかった!

これは次来た時の課題となりました。

 

 

そうして程なくして月読宮にたどり着いたのですが、

目の前の鳥居から感じる異次元の感覚に後ずさりしそうになるほど。

すぐに入れず少しためらう。

静かすぎて雨の音しかしません。

 

ここは「変わりたい人」が行く神社で、人生が変わるほどと言われている。

四社あって一番右側の荒御魂宮で、私変わりたいんです!と言うと良いらしいのですが、今はまぁまぁな状態なので変わるのもな…と思い 

私の「本当の好き」なものをご教授願いたい。そしてその後のバックアップをお願いします。

と言って参りました。

人ゆえにエゴ、固定観念で縛られている物事を取り除く事によって本当の好きを知る=禊「変わる」という事ですよね。

またすぐ降りてくる。

伊勢はここが一番好きになりました。

 

そして時間が迫ってくる中、鳥居を出た後にまたタクシーが捕まらない。

足元が悪くてとても歩いていく気にはなれないし距離も遠い。ましてや特急の時間を変更したことにより間に合わなくなる可能性も出てきた。

そんな時、私がスマホでタクシー検索している間に友人がタクシーではなく「天使の呼び出し」

そうしたら目の前にタクシーがまた現れる現象が起こりました。

もう、これには驚いたのなんのって驚きあせる

 

うそでしょ?と飛び上がって喜びました。

友人は「だって神様は、人間が言葉にしてお願いしないと聞いてくれないのよ」とサラリと言いました。

なるほど。

私達が勝手にあきらめていたんだ。

 

そうして無事に伊勢市駅到着。

特急の5分前に改札を通ることができました。

今回の旅、色々ヒヤヒヤしますが、すべて魔法の箒に乗ったようにスルリと交わしていきます。

 

ここまで読んで、そうなる前にちゃんと調べろと思われる方もいるかもしれませんが、旅と言うのは日常ではないので、そう簡単に事は進まない方が多いです。

ましてや困った時にイライラすることはあったとしても、天使にお願いする発想にはならないでしょう?

これが一番大切な旅の醍醐味を知りました。

 

その後は名古屋に到着。熱田神宮は名鉄に乗り換え駅二つ目。

順調です。

降り立って神宮回りを歩いていると足元に一羽のエナガが飛んできて全く逃げずに付いてくる姿がありました。鳥に導かれているなと思いながら、これまた途中分からなくなると人が現れ、聞くと親切に教えてもらい正門にたどり着きました。

 

 

熱田神宮は、拝殿のずっと奥に本殿があるそうで、一部たりとも垣間見れない。

そこに御神体である草薙剣が奉斎。

その本殿は神職ですら容易に本殿の御前まで立ち入れない場所。

鰹木は6本だそうです。

 

私の友人は、宝物館で真剣を手に取り、そして熱田神宮と言う草薙剣の元に立ち会ったことにより、その後知る自分の奥底の力を目覚めさせるきっかけになろうとは、この時は思っても見ませんでした。

なぜ、熱田神宮に行くことにしたのか。

それは彼女が最初から決めていて、意味のある事だったのです。

 

 

昼食 宮きしめん

熱田神宮境内で頂けます。金しゃち きしめん🦐

この日は極寒で雪予報。アツアツきしめん沁みます。

 

ここの場所もっと簡素だったのに、2021年にリニューアルされたとの事で以前とはだいぶ雰囲気が変わりました。

宝物館も2022年に出来たばかりだったのですね。

 

 

この後我々は別宮の八剣宮と摂社の上知我麻神社をお参りして参りましたが、その場所とは全く反対側の熱田神宮の最奥部。

その昔一般の立ち入りが禁止されていた熱田大神の「荒魂」が祀られている一之御前神社。

ここを訪れなかったのは手痛い。

一歩及びませんでした。良く調べれば良かったです。

 

 

帰りはまたエナガが一羽足元に寄ってきて、帰りを見送ってくれました。

こんなことがあるんだな。

神社に行くと鳥にとても好かれます。

 

帰りの新幹線内は雪が舞ってきて、

到着した東京駅は白くなっていました。でも以降乗り継いだ電車も止まることなく進み、無事帰宅の途に着くことが出来ました。

天照大御神のおかげです。

これ以上遅かったら多分巻き込まれていました。

何もかも絶妙な時間でした。