トカゲスの観察日記
⚪︎月×日
トカゲス起床
おもむろに冷蔵庫を開ける
そして閉める
何も取らずにソファに着席
一言つぶやく
「アイスコーヒー」
『おいおい 今、冷蔵庫開けましたよね、、』
心の声がもれそうだ
自分では取らない
毎度ながら観察心がくすぐられる
これが朝のパターン
トカゲス仕事に出かける
夕方になりトカゲスが
夕食に「すき焼き」をリクエスト
トカゲスが提案するメニューに一つも異論はないけど
問題はこの後
火種がくすぶり始めることになる
トカゲス帰宅
お風呂に入る
私は慣れ親しんだ[すき焼き]を作る
すき焼き用の鍋に
お肉とすき焼きの定番野菜や定番具材をならべ
割下を用意して鍋に注ぐ
グツグツグツ
いい感じになっていく[すき焼き]
お風呂上がり
ダイニングテーブルの椅子に座るトカゲスの表情が曇る
眉をしかめたトカゲスが、突然怒り出した。
「なんだこれ? 先に肉を焼かないのか?」
と不機嫌に詰め寄ってきた。
「あのな、そもそもすき焼きの『すき』
ってのは、昔の農具の『すき』で肉を焼いて食べたことから来てるんだぞ!」
説教がはじまる
「だからまず初めに肉を焼いてから
砂糖や醤油で味付けをしてまずはお肉だけを楽しむんだ!!」
トカゲスは声を荒げる
さらに罵倒が続く。
「そもそも、何でもかんでも一緒に煮込むのは貧乏人のやり方だろ!
これはすき焼きじゃなくて牛鍋だ!」
「肉に謝れ」
とも言われた
『まてまてまて、誰が貧乏人?
貧乏人だったことなんて一度も無いから』
また心の声が漏れそう
あのよくあるちゃぶ台返しは
さすがに卓上コンロがあるから危ないと冷静に判断したようだ
他のおかずが見事に散らばる
頭の中で
「育ってきた環境が違うからぁぁ〜
好き嫌いは否めない〜♪」
セロリの曲が流れる
こうして、今日の観察でまた一つの教訓を得た
関西 と関東 のすき焼きの作り方は違う
関西ではまずは肉だけを先に焼きましょう
みんたかひめ

