Mintの喫茶探訪記 -20ページ目

Mintの喫茶探訪記

お茶すること、食べること、旅すること等々、綴っています。

このまえ、ひさしぶりにスープストックでランチしましたご飯


スープが美味しく感じる季節。



ものすごく気になった2種。


☆芸術家のレモンと鶏肉のスープ
☆ゴッホの玉葱スープ


レモンスープは、鶏肉、じゃがいも、セロリが入っててサワークリーム仕立て。
あっさりしたシチューみたいでした。
ゴッホのスープは、オニオングラタンスープ。
どちらも美味しかったニコニコ




このスープ食べたら思い出した本。

画家の食卓シリーズ↓

ゴッホ 旅とレシピ/講談社

¥1,728
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画期的☆

ゴッホ以外もいろいろあるみたいだけど、
今度、図書館でかりてこよ🎵



先週末に本棚の整理をしていたらこの本を発見したので、
ひさしぶりに、読み返したら止まらなくなってしまいました。


第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)/又吉 直樹

¥535
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今や、大先生となってしまったこのお方。
まだ『火花』は読んでいませんが、
この本は、2年くらい前に本屋さんで目に留まって購入しました。



これは完全にタイトル買いでした。

「第2」で、しかも「補佐」かよっ。

って。(笑)

ちょっと衝撃的だったんですね。



お笑いそんなに詳しくないので、
又吉さんが、どんなネタをする人なのか知らないし、とくにファンでもなかったのですが。


オススメな作品紹介を通して自身を綴ったエッセイとのことですが、
読んでみたら、「第2」でも「補佐」でもなかった。
もぅ、べらぼうに面白くって、
ページが進むにつれて読み終えてしまうのが惜しいと思うくらい。


勝手な偏見で
お笑いの人だから
もっと砕けた文章なのかと思ったら、

その言葉は、いたって真面目で真摯。
ものすごく、純文学読んできたひとって匂いが滲み出ているし、
「はじめに」の序文から、文学への溢れる愛情が伝わってきた。


真面目なのに、
クスクスの笑いとブホッと吹き出しそうになる笑いの波が交互にやってくる。
ほんと、不意討ちに。
電車の中で読んでいたら、完全にアブナイ人にみられる危険性大です。




京極夏彦『巷説百物語』の紹介文では、
お笑いライブのチケットを街で売り歩いていた時に

「お笑い、好きですか?」

と、声をかけたところ、

ものすごく嫌そうな顔で、

「え?オハライですか?」

と、 睨まれたエピソード。


歌人・穂村弘『世界音痴』の紹介文では、
行きつけの喫茶店で「アイスロイヤルミルクティー」を注文すると毎回店員に少し笑われて、

「ロイヤル」と発する時に、無意識に調子に乗ってる感が出てしまっているのか?

と、本気で悩むエピソード。


すごく、好きです。


そういえば、堅さまも、穂村さんをいつかの会報誌で絶賛していたな~。




「普段優しい人が怒ると本当は嫌な奴。普段は嫌な奴が一度優しさを見せると本当は良い人。この公式は誰が決めたのでしょう?」
「動物や子供が嫌いな奴は優しさが欠落した冷たい人間だ」これは一体誰が決めたのでしょう?

そう問いかける、
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』では
凝り固まった固定観念をほぐしてくれる。



カミュ『異邦人』の章では
「破天荒」ではない純朴な平成ノブシコブシ吉村が登場する。
又吉さんの目線も優しい。





敬愛している太宰治との不思議な縁を感じるエピソードも面白い。


それより、
今回、再読してもっと驚いたことがある。

又吉さんが横浜の手相占い師に観てもらった時のこと。
「長男だね。実家は離れたね。感受性強いね、本とか好きでしょ?」
と、ズバズバ当てられ、
さらに
「あなたの手相は『偉人』と『犯罪者』に多いの。大成功するか大失敗するかどっちかだね。」と言われたあと

「26…27…34…35あっ!」っと言って占い師が手を放したらしいのです。


その『35あっ!』に、

「三十五歳」の僕に一体何があるのか?
と、書いてある。
いっしょにいた彼の友人は、死なないから大丈夫だよ!と、必死にフォローして終わっている。


このエピソードが書かれているのが、
芥川賞受賞作の玄侑宗久『中陰の花』という作品の紹介文だった。

今年、三十五才になった又吉さんに、何があったかは
世間の皆さんもご存知の通りです。


太宰との奇妙な縁にしろ、
『35あっ!』にしろ、
ちょっと鳥肌がたちました。



「火花」は、文庫化したら、読んでみようかな。










なんとなく猫つながりで・・・
猫本をいくつか。



猫嫌いだったひとが、いつのまにか猫好きになってしまったお話しを2冊


猫のかわいらしさや、ツレなさ。
猫の性質ゆえの、いつかいなくなってしまうかもしれないというさみしさ。
だからこそ、今いっしょにいれるいとおしさ。

どちらの本も、猫好きの方には胸きゅん。


ねこに未来はない/晶文社

¥1,728
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詩人・長田弘さんの愛猫記です。
猫嫌いだった「ぼく」が、猫好きな「大好きなひと」と結婚をして、
いつのまにか猫も大好きになっていたというお話。
ちこぼんさんのブログで紹介されたいて、
読んでみたくなり図書館で借りてきました。

なにせ、わが家(実家)も、
わたしが子供の頃には犬を飼っていた。
だから猫との接し方が皆目わからなかった。
ある日、突然迷いこんできたチビ猫チイちゃん(飼い猫一代)によって革命が起き、
それ以来、猫ちゃんが寄ってくる家になっている。
今は飼い猫三代目クウちゃんだネコ

だから、だんだんと長田さんが猫の魅力にはまっていく様子が、わかるわかる~と頷きながら読んだ。

初版は70年代初頭だから、だいぶ前。
わたしが生まれる10年くらい前なのか。
ノラちゃんには過酷な時代背景とか、
悲しいエピソードもあるけれど、

長田さんの独特な童話調の文章が
辛い現実を優しく包み込んで
どこかファンタジーな雰囲気がある。


「ねこに未来はない」という意味。

前頭葉がないから、未来という観念がないという意味だったんですね。
猫ちゃんたちは、今だけを生きているんだ。



いっしょにいるだけで/飛鳥新社

¥1,512
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この本、前にも書いた気がするけど、
わたしのなかでのエグエグ本(T-T)ベスト3にはいります。(←泣ける本という意味)

森下さんも、猫嫌いというよりは、
もともとわんこを飼っていたようです。

森下さんの書く文章がとにかく好き。

タイプの違うエッセイを何冊かだされているけどどれも太鼓判押しておすすめしたいくらいです。
食べ物のこととか、
日常の何気ないことへの思いとか、
人間の心の機微みたいのが、
どこか向田邦子さんを思わせる。

この猫ちゃんの本は、前半はほのぼの後半は嗚咽…


読後は猫ちゃんにモフモフしたくなります。(←顔を埋めるという意味)



モフモフ…。
したいけど、今の実家猫クウちゃんは私に冷たい。
完全に「よその人」という認識だ。
時々しか帰らないから仕方ない。

モフモフしたら、
絶対猫パンチが飛んできそうだにくきゅう
せつない。

でも、時々優しい。
そこが、たまらなくかわいくもある。



最後は、これから読んでみたい本。


わたしの大好きな女優さん緒川たまきさんが、
いつだったか紹介していた絵本。


愛猫家のたまき様がオススメとなれば、
読んでみたくてたまらないのですが、
まだ読んでないことを思いだした。


100まんびきのねこ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)/ワンダ・ガアグ

¥1,080
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どんなお話だろー?



猫しっぽ猫からだ猫あたま