YS-22) 一瞬の判断 | ボストン暮らし

ボストン暮らし

お立ち寄り頂きありがとうございます。
夫の転勤でボストンに4年間暮らし、
2016年5月に帰国しました。
毎日の暮らしや大好きなテニスのことを書いてます。
お気軽にコメントやメッセージを頂けると嬉しいです

手作りレンタカードライブ旅行は、

自由度満点で楽しい一方、


レンタカーが故障しないか、とか、

道に迷わないか、とか、


実はとても緊張もします(;^_^A


今回の旅行でも、安定安心な車に出会え、

無事故・無違反、トラブルなく、レンタカーを返却。


あとは、飛行機に乗ってボストンへ戻るだけ合格


・・・・のはずでしたが、

その朝、事件は起きました。


9:40ソルトレイクシティ発ボストン行の

DELTA航空に乗るため、

7時45分にDELTAのチェックインカウンターへ到着、

荷物を預け、セキュリティを通過し、搭乗口へ。


私たちは、実は、今回のフライトは

シート(座席)確保ができていませんでした。


座席に空きがあれば乗れる、というチケット。


搭乗口で、この便の埋まり具合を確認します。


DELTA航空はとても機械化が進んでおり、

搭乗口に、その便のチェックイン状況が随時わかるようになっていて、

アップグレードとキャンセル待ち(シートを持っていない人)が

何人いて、今何席空いているか、という状況が画面に表示されます。


これは行きの便の時の表示ですが、




あと7席空いていて、待っているのは

私たち2人、プラス1人という状況がわかります。


さて、この日のボストンへの帰り便。


搭乗口に行くと5席くらいしか空いていなくて、

私たちの前には8人くらい。

とても厳しい状況ドクロあせる


けれど、

チケットは買ったけれど、来ない人、などもいて、

空き席数は増減しますので、

まだまだ希望は捨てずに待ち続けます。


次々と、我々の前の人たちがシートアサインされていきます。

残り、私たちの前に2人になったところで、

シート空き席が「0」になりました。


・・・・ガックリ


ダメだった・・・乗れなかった・・・


しかも、ソルトレイクシティとボストン間は1日2便の

直行便なのですが、

あいにく、この日は夕方発便がキャンセルとなってしまったため、


・どこか別経由でボストンへ戻る

・1日待って、翌日朝の飛行機に乗る


の選択が考えられました。


しかし、問題は先ほどチェックインした荷物の行方・・・


カウンターの担当の方に聞くと、


「預けた荷物はもう飛行機に積まれているから

 ボストンへ行くわよ。飛行機


「エッ?それで、どうなるんですか?」


「しばらくターンテーブルで回って、引き取り手がない荷物は

 ボストンの空港で預かるから」


・・・・ヽ(;´ω`)ノ



さすがに、携帯、お財布、PCなどの貴重品は、

手元の荷物に持っているけれど、


どうせ国内便だし、、みたいな気の緩みから、

他のものはぜーーんぶ預入荷物に入れてしまい、

もちろん、着替えも翌日のコンタクトレンズも眼鏡も

手元に何もありません叫び


さすがに、誰も荷物を持ち去る人はいないとは思いますが、

私たちの荷物がずーーっとクルクル回っている状況を

想像するのも不安をよぎります。

いや、持ち去る人がいないとは限らない・・ドクロ

預けた私たちの脇が甘かった!

荷物は最悪諦めるしかないな、、と、ちと、哀しい気持ちに(´□`。)



1日戻るのが遅れると、夫の仕事のことも気になります(´・ω・`)


そうこうしているうちに、


残席「0」になった表示が、「1」に変更になりましたビックリマーク


誰か来なかった人がいるみたいです。


けれど、私たちの前にはまだ2人の方が待っているので、

「無理だよね・・・・σ(^_^;)」と思っていたら、


その2人は、若い男女のカップルで、

「2人一緒に乗れないなら、乗らない!」とカウンターで拒否しました。


マジで・・・叫び


突然、ふってわいた、1席だけのシート。


出発までは、あと1分もありません。


カウンターの担当者が私たちの名前を呼びます。


「Mr.○○~、Ms.○○~」


私は瞬時に夫に


「■■さん(夫の名前)だけ、乗って行って!

  私、何とかするわ! (`・ω・´)ゞ」と言いました。


彼は


「そうするわ! じゃぁ、これ、

 パソコンとルーターね。 これで何とかして!」


と、いい残し、カウンターへ向かいました。


私はその背中に向かい


「See you someday in Bosto-----n!! (。・ω・)ノ゙」と。


夫がカウンターの女性に

「私が乗ります」と言うと、

「あら、あなたが乗るの?ワイフじゃなくてよいの?」

「えぇ、私が乗ります!妻のことはよろしく!」と言い放つと、


係員の人たちに、

「早く!早く!」と急かされるなか、私に手を振ることもなく、


とっとと機内に消えていきました・・・・(/_;)/~~


私たちの名前が呼ばれてから

夫が機内に消えるまでの時間、

ほんの20秒。


自分たちに席が1席まわってきたとき、

夫が乗る、と決めるまで2秒。


何の相談をする時間もなく、一瞬の判断でした。



1人取り残された、私・・・・ヽ(;´Д`)ノ



どーする・・・  (;´▽`A``