2011.3.11から3年 | ボストン暮らし

ボストン暮らし

お立ち寄り頂きありがとうございます。
夫の転勤でボストンに4年間暮らし、
2016年5月に帰国しました。
毎日の暮らしや大好きなテニスのことを書いてます。
お気軽にコメントやメッセージを頂けると嬉しいです

アメリカ東海岸でも日付が変わり、3.11になりました。


まだ26万7千人もの方々が避難生活を強いられていると

各報道で知りました。


言葉に尽くせない想いがたくさん去来します。


阪神大震災の日は西宮にいました。

東日本大震災の日は、東京の職場にいました。


心無い言動を取る人たちに驚いたり、

思いがけない温かい言葉をかけて頂き、感謝したり、


そういった「有事」にして頂いたこと、

されたことって、ずっと忘れないです。


西宮で、家々が崩れ落ちて、あちこちで火の手が

上がっている中、会社に出勤しようとしているご主人に、

奥様が自宅の窓から「ひとでなし!」と叫んでいました。



3年前のあの日、

大きな揺れの後、とにかく職場の皆の安全を確認した後、

できるだけ早く仕事を切り上げ、帰宅できるようにしたいと

思ったのだけれど、


東京以外のエリアのクライアントに事情を説明し、

当日の納品を延期させて頂けないか電話をかけたら


「こちらでは何も起こってないですから。

 約束どおり、時間内に納品して下さいよ」


と冷たく言い返されたこと。



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「有事」は

人の絆を決定的に強くすることもあれば、

人の信頼関係を壊滅させることもあります。



冷静に判断し、行動し

あるたけの想像力をめぐらせ、

できるだけ前者でありたいと思います。



昨年のボストンマラソン爆発事件の際、

パトリック知事が緊急事態宣言をし、

外出禁止令を出したことについては、

「やり過ぎだったのでは」という非難の声もあり、

賛否両論だったそうです。


個人的には

最悪の事態を想定し、最大限知事が行使できる権限内で

市民の安全を確保した知事の指導力を支持したいし、

こうしたリーダーシップを発揮できる政治家が

数多く日本に誕生するといいな、と思います。