今日の試合は、昨年、何回か組んだ
このブログ上では「女優”K”」として登場した女性です。
全てのリアクションが大きい。
彼女の名言で、チームプラクティスの最中に、
良いプレイをした時に
"Look at me! Look at me!!!!
I made a great volley! you missed it! " と
コーチに叫んだりしたことがあります。
彼女も長くこのチームでプレイしており、
上手なプレイヤーなのですが、ここのところ、
我々日本人やラトビアからの転勤者の妻など、
いわゆる「駐在妻」がこのチームに入ってきて、
自分たちの出場機会が減っていることを、
コーチにクレームしているうちの一人です。
「Mintaたちは一時的にいるだけなんだから！
もっと私たちを使わないと！」
我々外国人を良く思っていないことは知っています。
けれども、ペアとしてアサインされたからには、
仲良くやります。
彼女とのペアで、
去年は大体No.2かNo.3のラインでしたが、今日はNo.4。
今年のチームの強さからしたら当然と思いますが、
Kはそれも納得いっていないようでした。
彼女のようなメンタルを持って試合に出られたら、
自分ももっと勝てるようになるだろうなー、と思います。
さて、今日の試合。
立ち上がり、Kと久々に組んでの試合で、
彼女がどこまで走れるか、どこまでが自分のボールで
どこまでが彼女のボールか、ということを思い出すのに
時間がかかりました。
いきなり0-3ビハインドでのスタート。
No.4で出ているのに、負けるわけにはいきません
そういう思いも動きを硬くしたと思います。
0-3で迎えた相手のサービスゲーム。
「Minta、私たちどうすればよいかしら。」
珍しく、弱気なK。
「そんなに悪いプレーはしていないよ。
ちょっと運がないだけ。
Just keep moving and play agressively more! 」
私の弱点として、緩いボール、相手の動きがスローな時に、
普段の自分の動きと違い、ボールや相手に合わせて
ゆっくりになってしまうことがあります。
今日の立ち上がりもそうでした。
相手に構わず、ペアに構わず、とにかく自分のペースで動こう！
と決めてからは、それまでの硬さが抜けました。
Kの上に上がった球まで打ちこみにいってしまったことも！
でも、そのくらい動かないと、自分のフットワークができません。
0-3から挽回し、１stセットは 6-4でとりました。
１stセットをとって、ホッとしたのか、
Kはセット間ブレイクで、相手とネット越しにおしゃべりを始めました。
「どこに住んでいるの？」
「○○に住んでるわ」
「あらー、そこに××ってお店があるでしょう？」
まさに主婦の井戸端会議ならぬ、ネット端会議です
私は試合中に相手を賞賛したりすることは良いと思いますが、
テニスと関係ない話をすることは嫌いです。
コンペティティブなムードをぶち壊すからです。
彼女を放って、私はサービスラインまで行って、
彼女らのお喋りが終わるまで、サービスのトス練習をしていました。
ひとしきりのお喋りタイムが終わり、満足したKが私に聞きます。
「違うサイドからのサービスでもいいの？」
「うん、もちろん、私が先にサービス始めるわ」とキッパリ。
「あ、そうね、念のため確認したかっただけ・・・」
そして、２セット目の１ポイント目は、サービスエースで始まり。
そのまま２セット目は、こちらが攻撃の手を緩めず、
6-1で勝利。
試合途中では、Kがナイスゲットしたり、ナイスショットした時は、
彼女を褒め称えることを忘れません。
我々が一緒にプレイする時は、いかに彼女にスポットライトが当たり、
気持ちよくプレイさせるかがキーです。
試合後は、チームメンバーやコーチに、
「Kの試合中のアドバイスのおかげで勝てた」、
「彼女が常に私をモチベートしてくれた」、
そうやって、どんどん彼女を気持ちよくさせます。
あーーーー日本人だなーーーと感じる瞬間です。
そして、彼女自身も、
「私の右手が今日の試合を救ったのよ！」と
アピールしていました。
彼女は左利きですが、彼女の右側に来たボールを
一度、右手一本でうまく返せたことがありました。
その時に
「K, your right hand hepled us!! Great play!!」と
私が賞賛したので、その言葉がたいそうお気に召したようです
あぁ、本当に彼女のようなメンタルになってみたいものです・・・
チームはSweepしました
1位を益々確固たるものにしつつあります。
残りは７試合。
来週は月曜日がNational Holidayなので、
ちょっと練習も休みたいな、と思い、
初めてコーチに「来週問題なければSit outしたい」と申し出ました。
来週は試合お休みします。
先週土曜日、シングルスに負けたことが、
強く心に引っかかっており、
明日以降、シングルスにフォーカスした練習をしようと思っています