シングルスの試合をしてきました。
今日は13チーム中1位のチームが相手。
我々は13位(=最下位)です![]()
今日はNo.2シングルで出場する「リサ」が、
試合の前に練習しよう、というので、
試合前に1時間練習しました。
「リサ」は、とても生真面目な性格で、
一緒に試合に出る時は、事前練習をしようと言います。
他のアメリカ人でそういうことを言う人はいません。
彼女との1時間練習は、結構ハードなので、
あまりやり過ぎると、本番の試合に差支えますから、
なるべくセーブしてやるようにしています。
1時間しっかり練習して、本番のマッチ。
今日の相手は、家に帰って名前で確認したところ、
1991年生まれの某カレッジを卒業したばかりの22歳、
そのカレッジではテニス部のキャプテンをしていた女子でした。
見た目はウォズニアッキ選手みたいな感じ、ですね。
身長178cmくらいありました。
若いなぁ、とは思いましたが、
22歳とは思わなかった・・・![]()
こちら、カレッジのテニス部HPから。
隠さなければいけないのが残念なくらい可愛い彼女です。
↓↓
例のごとく10分間練習です。
もうこの練習で
大体相手がどのくらいのレベルのプレイヤーか、
すぐにわかります。
アメリカ人は、練習は最初っからトップスピード。
「相手を探る」ような練習ではなくって、
自分が打ちたいショットでガンガン打ってきます。
今日の相手は、
「あぁ、こういう人とテニスがきるって、
アメリカでテニスしていてよかったな
」
と思う選手でした。
まぁ、ジュニアからしっかりテニスしてきた選手だよな、と
すぐにわかりました。
ストロークは全く穴なし。
フォアもバックも素晴らしいフォーム&球すじ。
サービスはちょっと荒くて、練習の時にあまり入らなかった。
なので、トスで勝った私は、
多分アメリカに来て初めて「リターン」を選択しました。
これが結構勝敗に効いたように思います。
1G目、彼女のサービスゲーム。
練習の時全然入らなかったサービスが、
本番になったらいきなりガンガンに入りました。
いきなりディフェンシブな展開になってしまいましたが、
諦めずにボールに食らいついていきました。
30-0からジュースに持ち込み、
ノーアドジュースはアドコートを選択。
1stが入り、思い切り回り込んで逆クロスへ。
そこから逆クロスの深い打ち合いに。
最後は回り込んでストレートに打つことができ、
ポイントをゲット。
1ゲーム目をブレークスタートしました。
「結構奇跡的・・・
」と思ったも束の間。
2G目の私のサービスゲーム。
1stサーブが入りません。
そして、2ndサーブになると、すんごいリターンを打ちこまれます。
前日、セリーナ・ウィリアムスと森田選手の試合を
少し見たのですが、その時に
「森田選手のセカンドサーブじゃこんなに打ちこまれちゃうんだ・・」と
思ったのですが、まさに、そんな感じでした。
私のセカンドサービスは、
彼女にボールの球出しをしているようなものです。
ラブゲームで簡単に落としました。
もしサービスを選択していて、
このゲームでのスタートだったら、
もう、最初から
「こりゃ無理だよ、お手上げ~」と
やる気を逸していたかもしれません。
そこからシーソーの展開に。
彼女のストロークは素晴らしいです。
帰宅して、彼女の名前を検索し、
カレッジの選手紹介ページに載っていた
プロフィールの最初の言葉が
「(名前・・・) is a strong groundstroker with a big serve・・・」
でした。
そうなんです、素晴らしいグランドストロークの持ち主でした。
しかも、ミスも少ない。
これまで当たった若いアメリカ人女性は
すんごいエースもあるが、ミスも多い、という選手が多かったのですが、
彼女はハードヒットもできるし、コントロールショットもできる、
ベースラインでは素晴らしいテニスをする選手でした。
ところが、どんなに打って、私を追い込んでも、
ネットに来ない。
彼女がネットに来るプレーヤーだったら、 2-6,1-6くらいで
簡単に負けていたと思います。
けれど、打ち合いなので、
・辛抱強く拾いまくる
・相手の力を利用して切り返す(先にコースを変える)
・球に緩急をつける(前後に揺らす)
などをすることで、試合の形になりました。
自分のサービスゲームは
ファーストサーブのスピードを少し落として、
コースを狙い、確率を上げることにしました。
特に、ボディへのサービスを多くし、
大事なポイントはワイドに打つようにしました。
これまでの経験上、
手足の長いアメリカ人は、横の動きは素晴らしいし、
その切り替えしショットも、私などは想像できないショットが戻ってきます。
なので、あまり角度はつけず、動かす時は前後。
ワイドに動かすときは、ボールが浅くならないように。
1stセットは、彼女の調子もまだ上がらない、
私が練習後で体が温まっていた、ということもあり、
6-4で取りました。
彼女はちょっと残念そうでしたが、
まだまだ余裕の表情でした。
実力差があり過ぎますから、
どうやっても彼女が2セット目に
逆襲してくることは目に見えていました。
(・・・長くなったので 続く・・・)
