No.1 Team, No.1シングルとの試合-① | ボストン暮らし

ボストン暮らし

お立ち寄り頂きありがとうございます。
夫の転勤でボストンに4年間暮らし、
2016年5月に帰国しました。
毎日の暮らしや大好きなテニスのことを書いてます。
お気軽にコメントやメッセージを頂けると嬉しいです

シングルスの試合をしてきました。


今日は13チーム中1位のチームが相手。

我々は13位(=最下位)ですにひひ


今日はNo.2シングルで出場する「リサ」が、

試合の前に練習しよう、というので、

試合前に1時間練習しました。


「リサ」は、とても生真面目な性格で、

一緒に試合に出る時は、事前練習をしようと言います。

他のアメリカ人でそういうことを言う人はいません。


彼女との1時間練習は、結構ハードなので、

あまりやり過ぎると、本番の試合に差支えますから、

なるべくセーブしてやるようにしています。


1時間しっかり練習して、本番のマッチ。


今日の相手は、家に帰って名前で確認したところ、

1991年生まれの某カレッジを卒業したばかりの22歳、

そのカレッジではテニス部のキャプテンをしていた女子でした。


見た目はウォズニアッキ選手みたいな感じ、ですね。

身長178cmくらいありました。

若いなぁ、とは思いましたが、

22歳とは思わなかった・・・ショック!

こちら、カレッジのテニス部HPから。

隠さなければいけないのが残念なくらい可愛い彼女です。

↓↓

ボストン暮らし


例のごとく10分間練習です。


もうこの練習で

大体相手がどのくらいのレベルのプレイヤーか、

すぐにわかります。

アメリカ人は、練習は最初っからトップスピード。

「相手を探る」ような練習ではなくって、

自分が打ちたいショットでガンガン打ってきます。


今日の相手は、

「あぁ、こういう人とテニスがきるって、

 アメリカでテニスしていてよかったなラブラブ

と思う選手でした。


まぁ、ジュニアからしっかりテニスしてきた選手だよな、と

すぐにわかりました。


ストロークは全く穴なし。

フォアもバックも素晴らしいフォーム&球すじ。

サービスはちょっと荒くて、練習の時にあまり入らなかった。


なので、トスで勝った私は、

多分アメリカに来て初めて「リターン」を選択しました。

これが結構勝敗に効いたように思います。


1G目、彼女のサービスゲーム。


練習の時全然入らなかったサービスが、

本番になったらいきなりガンガンに入りました。

いきなりディフェンシブな展開になってしまいましたが、

諦めずにボールに食らいついていきました。


30-0からジュースに持ち込み、

ノーアドジュースはアドコートを選択。

1stが入り、思い切り回り込んで逆クロスへ。

そこから逆クロスの深い打ち合いに。

最後は回り込んでストレートに打つことができ、

ポイントをゲット。

1ゲーム目をブレークスタートしました。


「結構奇跡的・・・ラブラブ」と思ったも束の間。

2G目の私のサービスゲーム。


1stサーブが入りません。

そして、2ndサーブになると、すんごいリターンを打ちこまれます。


前日、セリーナ・ウィリアムスと森田選手の試合を

少し見たのですが、その時に

「森田選手のセカンドサーブじゃこんなに打ちこまれちゃうんだ・・」と

思ったのですが、まさに、そんな感じでした。

私のセカンドサービスは、

彼女にボールの球出しをしているようなものです。


ラブゲームで簡単に落としました。

もしサービスを選択していて、

このゲームでのスタートだったら、

もう、最初から

「こりゃ無理だよ、お手上げ~」と

やる気を逸していたかもしれません。


そこからシーソーの展開に。


彼女のストロークは素晴らしいです。

帰宅して、彼女の名前を検索し、

カレッジの選手紹介ページに載っていた

プロフィールの最初の言葉が

「(名前・・・) is a strong groundstroker with a big serve・・・」

でした。

そうなんです、素晴らしいグランドストロークの持ち主でした。

しかも、ミスも少ない。

これまで当たった若いアメリカ人女性は

すんごいエースもあるが、ミスも多い、という選手が多かったのですが、

彼女はハードヒットもできるし、コントロールショットもできる、

ベースラインでは素晴らしいテニスをする選手でした。


ところが、どんなに打って、私を追い込んでも、

ネットに来ない。

彼女がネットに来るプレーヤーだったら、 2-6,1-6くらいで

簡単に負けていたと思います。


けれど、打ち合いなので、


・辛抱強く拾いまくる

・相手の力を利用して切り返す(先にコースを変える)

・球に緩急をつける(前後に揺らす)


などをすることで、試合の形になりました。


自分のサービスゲームは

ファーストサーブのスピードを少し落として、

コースを狙い、確率を上げることにしました。

特に、ボディへのサービスを多くし、

大事なポイントはワイドに打つようにしました。


これまでの経験上、

手足の長いアメリカ人は、横の動きは素晴らしいし、

その切り替えしショットも、私などは想像できないショットが戻ってきます。

なので、あまり角度はつけず、動かす時は前後。

ワイドに動かすときは、ボールが浅くならないように。


1stセットは、彼女の調子もまだ上がらない、

私が練習後で体が温まっていた、ということもあり、

6-4で取りました。


彼女はちょっと残念そうでしたが、

まだまだ余裕の表情でした。

実力差があり過ぎますから、

どうやっても彼女が2セット目に

逆襲してくることは目に見えていました。



(・・・長くなったので 続く・・・)