今日は、はる君の前に飼っていた
柴犬のヤイバのお話をしたいと思います。
名探偵コナンの作者
青山剛昌さんが描いた漫画
「YAIBA」が人気があり
その漫画を読んでいた長男が
主人公の名前から
ヤイバと名付けました。
柴犬のやいちゃんが大冒険してきた
お話をしたいと思います。
(私の思い出の記録の為にも)
と、言っても
やいちゃんは喋れないので(笑)
本人から直接、聞いたわけでは無いし
どんな冒険をして来たのかは
今でもわからないのですが・・・笑やいちゃんが5才ぐらいの時です。
12月の雪がちらつく寒い夜でした。
その日は主人は飲み会で
最終電車で帰って来ました。
私はヤイバを車に乗せて 駅まで主人を迎えに行きました。
帰りの車の中で
主人がコンビニに寄ってくれと言うので
自宅まで後3キロぐらいという国道沿いにあるコンビニに寄りました。
ヤイバが飛び出しました。
それはあっと言う間の出来事でした。
コンビニの奥の暗闇へと
ヤイバは消えて行きました。
いったい何が起きたのか
その時はわからないぐらいでした。
「ヤイバ!」「やいちゃん!帰っておいで~!」「ヤイバ!何処に居るの~!」いくら呼んでも戻ってきません。コンビニの奥は田んぼが続きその田んぼの奥はJRの線路があります。
線路の奥は堤防でその先は川でした。
ヤイバは戻って来ませんでした。
私たちはひとまず家に帰り
主人はスクーターでまた探しに行きました。
ヤイバが消えた田んぼ道などを
見て回ったそうですが
辺りは真っ暗で何の姿もなかったそうです。
車に乗って通った事はありますが
そんな所まで散歩に行った事もないし
その場所で外に出たこともありませんでした。そして、その場所から
家に帰って来るには川を渡るか
車の多い国道を歩いて
踏み切りを渡らなければいけません。犬には帰巣本能があるので
それが唯一の望みでしたが・・・
でも、車が多くて知らない道路
それに、車の怖さも知らないので
急に飛び出したり近寄ったりして
車に轢かれるのではないかと
それが一番心配でした。しかもその日は小雪もちらつき ヤイバを連れてお迎えに行ったんだろう!
どうしてコンビニなんかに寄ったんだろう!
どうして車のドアを
気をつけて開けなかったんだろう!
どうして・・・
どうして・・・と
後悔ばかりがこみ上げてきました。
涙が後から後から溢れて
帰って来てもいいように
その夜は玄関のドアを
開けっ放しにしていました。
その夜は心配で一睡もできませんでした。
やいちゃんは戻って来ませんでした。
こんな事は夢ではないかと思いましたが
夢でもないし、間違えでもないのです。
主人は後ろ髪を引かれながら
仕事へと行きました。
目を覚ましてから
この事を知った子供たちも
心配しながら学校へと行きました。
役所が始まる時間になったら
保健所に電話をして
それからもう一度
居なくなった場所へ
探しに行こうと思っていました。
「くう~ん。くう~ん」と
鳴く声が聞こえて来ました。
「えっ!」と思い
急いで玄関の外を見ると
なんと!
やいちゃんの姿が門の内にありました。
私とヤイバの目が合いました。その時のヤイバの行動は今でもはっきり覚えていますが
私の姿を確認したとたん
逃げようとしたんですよ
なんてやつなんだと思いましたが・・・
玄関のドアは開けたままだったのに
家の中にすぐに入って来ようとせずに 外で鳴いていたのは・・・
私の姿を見て逃げようとしたのは
悪い事をしたと
怒られると思ったんでしょうか?
怒っていないからおうちに入っておいで」
と言うと
おそる、おそる、入ってきました。
何処も怪我はありませんでしたが
体は泥だらけですごく汚れていました。
水をたくさん飲み御飯を食べてその後はぐったりとして寝てしまいました。
その日は一日中、寝たままでした。
8時間ぐらいのヤイバの夜の大冒険でした。
やいちゃんはどうやって何処を通って帰ってきたんでしょう?
一晩中、暗くて寒い道を
家を探して歩いていたんでしょうか?
それとも寒さをしのげる場所を見つけて
明るくなるのを待っていたんでしょうか?
やいちゃんが喋れたらいいのにな~!
「僕、橋を見つけて渡ってきたんだよ」
「線路沿いを歩いてきたんだ」
「車がびゅん!びゅん!
走っている横を歩いて来たんだよ」
「すごく寒かったけど、我慢したよ」
「怖かったけど、楽しかったよ」
なんて話が聞けるのにな~!
犬には帰巣本能がある事は
確信があったので
と、言うのは
独身の時に飼っていた
柴犬のゴロちゃんが
散歩途中で迷子になり
でも、1ヶ月後に
自力で家に帰って帰ってきました。
そんな体験もあったので
やいちゃんもきっと帰って来れると
思ってましたが
今の時代は交通事故が怖いですね。
急に飛び出して
車に轢かれたらと
その事が一番心配でした。
でも、無事に帰って来てくれて
良かったです。
やいちゃんは16歳の時に
寿命にて天に帰っていきました。