桂離宮の庭園は
中央に複雑な形をした池があり
7つの御茶屋や腰掛の小さな建物が点在しています
今回の参観ルートでは6か所の小屋を巡ります
当時はこの池に船を浮かべ
船でそれぞれの御茶屋をまわり
お酒を飲みいろいろな遊びに興じていました
庭園内を巡ると
それぞれの小屋が景色となって
見る角度が変わる度に
変化してゆく景色がまた美しいのです
先ず
我々はこんもりとした土橋を渡って
御幸門の所に集められました
この先に正式な入口、表門があります
客人は表門からまずこの御幸門をくぐるわけです
そして御幸道を通って
(この小石が敷き詰められた舗装をあられこぼしと言います。かわいいですね〜)
左に曲がると
最初の建物、外腰掛に到着です
ここにしばし腰掛けて装束を整えたりして待ちます
正面には築山があり島津家から進上されたソテツが植えられています
日本庭園には異質な感じがしますが
客人に珍しい植物を楽しんでもらうため
当時は珍重されていたそうです
先に進むと池に面して視界が開けてきます
正面に見えてきたのは、松琴亭
この庭の主役です
石橋を渡ってアプローチします
この建物で目を引くのは
この床の内側に施された大きな市松模様です
400年も前のデザインとしてはとても大胆で斬新な意匠です
実際に見ると
藍色の市松模様と大坂土のオレンジ色の壁が
とても良く呼応し合って
実に温かく品よくまとめられています
床下もオシャレですね〜
先に進みましょう
つづく…