☆伊藤忠、中国でソフトクリーム事業参入 日世などと組む (7・18日経)

 伊藤忠商事はソフトクリーム材料最大手の日世(大阪府茨木市)や現地ビール大手と組み、中国でソフトクリーム原液の生産、販売に乗り出す。山東省煙台市に工場を建設、2010年1月から生産を開始し、伊藤忠が出資する中国の食品最大手、頂新グループの販売網や傘下の外食チェーンを通じて大規模に販売する。15年には日本市場の年間消費量に匹敵する5600万リットルの原液を販売し、中国市場の過半数のシェアを握る考えだ。

 事業展開に向け、新会社「煙台日世食品」(山東省煙台市)を設立した。資本金は約10億円で、日世が64%、伊藤忠が19%、アサヒビールと中国で合弁する中国煙台ビール集団(同)が17%を出資する。煙台ビール集団の工場敷地内に原液の工場を建設する。


 日本で当たり前のように食べられているものが、実は新興国ではいまだ普及せず、「こんなにおいしいものがこの世にあったのか・・・・」と思わせ、ブームになる食べ物が今後、続々と出てくると思われます。

 誰もが食べると幸せな気持ちになれる、ソフトクリームもそのひとつですが、このところ「食事業」を強化している伊藤忠、お手軽スイーツであるソフトクリームに今回目をつけたようです。商社というものは企業と企業の触媒として動くプロだと思いますが、今回はソフトクリームのプロである日世、さらに間接的にアサヒビールが関わっていることにも注目しましょう。

 先日、キリンとサントリーが統合というあっというニュースが出ましたが、アサヒの場合、おそらく総合食品会社としての未来図を描いていると私は予想します。それほど、今や食品会社としてのビジネスモデルの模索に余念がないといった感じを受けます。アサヒ・中国とくれば私は以前からアサヒの牛乳事業に注目していましたが、今回このソフトクリーム事業で原料としての牛乳を供給できる可能性もゼロではなくなったわけです。この事業が金の玉子となる可能性も出てきました。

 ソフトクリーム・コンビニとかけて、思いつくのはミニストップ。ミニストップのソフトクリームはおいしいと評判です。今回伊藤忠がソフトクリーム事業をすると聞いてピピっときたのは、これはファミリーマートで売れるなということ。ファミリーマートはフライドチキンでケンタッキーに次ぐ売り上げを誇るなど、今や有力ファーストフード店へと進化しつつあります。今後の展開、非常に面白くなってきました。