☆米国で砂糖不足の恐れ=食品大手各社が警告-新聞報道 (8・15 時事通信)
13日付の米紙ウォールストリートジャーナルが報じたところによると、複数の米大手食品関連メーカーがビルサック農務長官あてに書簡を送り、砂糖の国際価格の高騰を受けて、オバマ政権が砂糖の輸入制限を緩和しなければ、米国内で「事実上、砂糖が底を突く」恐れがあると警告した。
書簡を送ったのは食品大手のクラフト・フーズやゼネラル・ミルズ、チョコレート大手のハーシー、菓子大手のマースなど。砂糖を主原料とした商品を製造している各社は、農務省が無関税の砂糖輸入枠の拡大を認めなければ、小売価格の引き上げ、販売不振につながり、従業員をレイオフ(一時解雇)せざるを得なくなると訴えた。
☆砂糖16年ぶり高値 原料の国際価格急騰 (8・15 日経)
砂糖の国内卸価格が9カ月ぶりに上昇し、16年ぶりの高値となった。三井製糖など製糖各社は今月から1キロ当たり6円(約4%)の値上げを打ち出し、卸や菓子メーカーなど需要家が満額上げで受け入れた。原料となる粗糖(精製前の砂糖)の国際価格が28年ぶりの高値まで急騰していることが理由。菓子やパンなど幅広い食品業界のコスト上昇につながるほか、家庭用の小売価格に響いてくるのは必至だ。
業務向けの上白糖の卸価格は前週末比6円高の1キロ169~170円(東京地区)。1993年8月(中心値で171円)に次ぐ水準。家庭用の卸価格も一部で上昇し始めている。9月以降、店頭価格が数円程度上昇したり、特売の回数が減ったりする公算が大きい。
これだけ商品価格の乱高下が頻繁だと、ほんとうにメーカーは先が見通せず、かといってこの値下げ競争の蔓延する最中、大幅値上げができるわけもなく、相当に苦しい展開が予想されます。
小麦の値段が安定したかと思えば、次はお砂糖の値上がりです。今後もあっちが落ち着けばこっちの値段がおかしくなる・・・といったように、商品価格に各企業が振り回される展開が予想されます。
お砂糖に関していえば・・・。これはある意味、小麦よりも深刻になるかもしれません。なんといっても、理由は新興国の食の多様化です。国が豊かになるにつれ、一日2食だった食事が3食プラス間食となる人が増えることは必至。さらに、先進国でも食事は抜いてもスイーツにはお金を惜しまぬ人が多いように、ストレスを甘味で癒すという需要が増えていく傾向にあります。さらに、ミツバチが世界中で大失踪しています。当然、天然甘味料の不足は必至となります。
さてさて、この解決策は?私はまず、沖縄などのさとうきびづくりの後押し、さとうきびの宝庫ブラジルとの提携などを考えましたが、やはり、最後の最後に行き着くのは体に優しい人工甘味料の開発でしょう。これは岡山の林原などが有名ですよね。しかし、他にもこの方面で研究を続けていくような企業を官民一体で後押しするようなプロジェクトの開発が待たれます。ちなみに私のチェック銘柄は、日本甜菜糖、チョコレート油脂の不二製油、甘い小麦粉の開発に成功した鳥越製粉、などなどです。