☆LED部品、シャープがソニーに供給 液晶TV用、共同開発も検討   (11・17日経)


 シャープはソニーに液晶テレビの基幹部品で画面を背後から照らす発光ダイオード(LED)バックライトを供給する。現在主流の蛍光灯型に比べ画質や省エネ性能が向上する。両社は次世代LEDバックライトの共同開発も検討。薄型パネルで提携している両社はパネル以外の協力に踏み込み、世界最大手の韓国サムスン電子を追う。デジタル家電の国際競争が激化する中、日本企業は提携拡大で投資効率を高め、開発速度を上げる。

 シャープは三重県の亀山工場(亀山市)で生産しているLED方式のバックライトを、12月の生産分からソニーに供給する。同部品を外部に供給するのは初めて。


☆LED照明事業、15年度に1000億円 パナソニック電工が目標       (11・9日経)


 パナソニック電工は9日、発光ダイオード(LED)照明器具と関連装置の売上高を2015年度に09年度見込み比約11倍の1000億円にするとの目標を発表した。これまで300億円としていた12年度の目標は350億円に引き上げた。世界で環境意識が高まり需要拡大が見込まれるため、国内外で営業攻勢を強める。

 10年度にはLEDの照明器具を新たに約450品目発売する。販売を取りやめる一部の既存製品と差し引きで、取扱品目数はこれまでより約4割多い1100品目にする。海外ではLED複合部品などの販売が主だったが、10年度の中国を手始めに、北東アジアでLED照明器具の販売を強化する。薄型テレビのバックライトにLEDが使われるケースなどが増え、今後関連部品の価格が下がることも想定。国内の需要も拡大するとみている。



 シャープとソニーが急速に接近し始めています。液晶パネルに続き、LED部品でも提携です。LEDはつい最近まで普及に時間がかかるとみられていましたが、ここにきて各企業の未来のドル箱になりえる存在に浮上してきた感があります。それもシャープなどが新規参入し、とんでもない価格破壊に火をつけたことが一因。しかし、なんといっても大企業同士が連合を組まなければならなくなった一番の原因はサムソン、LGなどの韓国勢の躍進につきるのではないでしょうか。ちなみに韓国勢はリチウム電池でも徐々に頭角を現しつつあります。

 面白いことに、今回の電機界の状態を彷彿とさせるのが世相でいえば、フィギュアスケートの浅田真央選手とキムヨナ選手の存在です。どちらも技術力、潜在力は光るものがあって甲乙つけがたい。そして少し前までは頭ひとつ浅田選手の方が抜きんでていた感がありました。それがちょっとした環境、意識、好不調の波の違いが重なり、最近の浅田選手、大スランプ、キムヨナ選手、絶好調という結果を呼んだのです。

 シャープもソニーも技術力でみたらサムソンやLGよりも頭ひとつ抜き出ていると私は思います。しかし韓国企業は、財閥オーナーの圧倒的統率力、ウォン安の恩恵を受け、今やLEDの分野でも世界に向けて大攻勢をかけています。かたや日本企業は円高不況、鳩山不況?で大嵐の真っただ中にいます。

 さあ、もうこうなっては、いちかばちか、キリンとサントリーのように、総合電機の部門でも大企業同士がタッグを組まなくては太刀打ちできなくなるでしょう。今回の提携がのちのち資本提携にまで結び付くかなど、今後の展開に大注目です。