☆イオン、「ジャスコ」一部を低価格店に転換 都内に1号店 (9・11日経)


 イオンは主力の総合スーパー「ジャスコ」の一部を、衣食住商品のディスカウント店に転換する。都内で1号店を12日に開業し、メーカー品などを従来のジャスコよりも10~30%安く販売。全国展開も検討する。ライバルのセブン&アイ・ホールディングスも昨夏から「イトーヨーカ堂」の一部をディスカウント店にして集客に成功しており、小売業界の価格競争が一段と激化してきた。

 まずジャスコ昭島店(東京都昭島市)を改装する形で「ザ・ビッグ」(店名)に転換する。売り場面積は比較的大きいスーパー並みの約1万1千平方メートル。商品数を3割減らして売れ筋に絞り込み、「食品85円均一セール」などを売り物とする。


☆アマゾン、書籍の配送料無料に 購入額にかかわらず (9・11日経)


 インターネット通販大手のアマゾンジャパン(東京・渋谷)は11日、書籍の配送料を購入金額にかかわらず無料にした。従来は金額が1500円未満の場合は300円の配送料が必要だった。無料にすることで、利用者の増加を狙う。

 送料無料の対象は本、コミック、洋書で、雑誌や古本は対象外。無料は11月上旬までの期間限定だが、利用者の反応を見ながら、期間延長も検討するという。

 書籍の配送無料は楽天ブックスが2月に始めている。


 企業による安値合戦がとことんのところまで広がってきた感があります。イオンは伝統あるスーパー「ジャスコ」をディスカウント店に転換。これは明らかにセブンを意識した決断ですが、ついに「総合スーパー」という看板をおろし、売れ筋に絞った価格競争力で食品・日用品を売り込むということですね。試行錯誤でユニクロや西松屋の商品をまねた激安衣料品は陣地を確保できるのか?今後の店舗概要が気になります。

 そしてアマゾンがついに一冊からでも配送料無料という決断を下しました。今のところ期間限定ですが、これで新規顧客の開拓が進み、売り上げがググっとアップすれば延長、延長、でなし崩し的に無料配送に傾いていく可能性大です。楽天ブックスも既に無料化に踏み切っているとのこと。

 しかし、そうなると、さらに苦しくなるのが街の商店街や本屋さん・・・。これだけ大企業がプライドや伝統を捨ててまで、薄利多売、激安セールに走ると、規模の論理でどう転んでも太刀打ちできるわけがありませんよね。特に今回のアマゾンの書籍無料化は街の本屋さんにとっては死活問題になるかもしれません。なんとか、地方を活性化するような方策を新政権には考えて実行してもらいたいものです。