☆味の素、P&Gから骨粗しょう症治療薬の日本での特許・商標を取得 (8・1日経)
味の素は31日、米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が開発し味の素が国内で製造する骨粗しょう症治療薬について、日本における特許・商標をP&Gから同日付で取得したと発表した。取得総額は2億1000万ドル(約200億円)。需要拡大が見込まれる骨粗しょう症薬の品ぞろえを強化し、医薬品事業の拡大につなげる。
骨量の減少や骨折を抑える薬剤「リセドロネート」(一般名)の日本国内での特許や商標を取得した。国内では味の素が製造しエーザイが販売しているほか、武田薬品工業も製造販売している。国内の売上高は計約300億円(薬価ベース)。
味の素は特許取得で独自に製品の研究開発ができるようになるため今後、投与回数の少ない製品の開発など品ぞろえを拡大する方針だ。骨粗しょう症以外の疾患への応用にも取り組む。
味の素はいわずと知れた食品メーカーの巨匠。 しかし・・・。 先日もコンビニがPB原料を自前調達するとニュースに出たように、今やメーカーの価格決定力は地の底に。つまり、国内市場において、食品は儲からない分野になってしまったのです。
そんな中、食品メーカーが安定した収益源として未来戦略に組み込んでいこうとやっきになっているのが、他ならぬバイオの分野なのです。食品では10円・20円の差にあんなにも敏感な消費者が、なぜか、「安かろう・悪かろう」という風潮から、ある程度の高価格でも許容するのが薬、そして化粧品の分野なのです。
そういえば、先日サントリーにアセロラ飲料部門を売却すると発表したニチレイ、こちらも近々、化粧品事業に本格参入するらしいですよね。
味の素の場合、骨粗しょう症治療薬はますます寿命が延びる割に食の欧米化で骨がもろくなりがちな日本でこそブレイクしそうな薬だと思います。いい目のつけどころですよね。
食品メーカー、酒造メーカーは長年の研究で培ったバイオ技術をどれだけ高収益部門で活かせるかが、今後ライバル企業よりいかに優位に立つかの分かれ目なのだと思います。