☆新生GM、不安相乗り 「魅力ある車」開発が課題に (7・11日経)


 米ゼネラル・モーターズ(GM)は10日、優良ブランドや資産を新会社に譲渡する手続きを完了し、「新生GM」が発足したと発表した。過剰生産設備や負債などを切り捨て身軽になれる一方、企業体質の改善や魅力的な車づくりなど課題は山積している。環境技術の高度化や新興国メーカーの台頭など競争の構図が激変する中で、かつての輝きを取り戻せるか。法的整理からわずか約40日で抜け出したとはいえ、「GM再建」はこれから本番を迎える。

 「リスクをとれる企業風土づくりを目指す」「顧客の求める車を、これまで以上に早く市場に届ける」。GMのヘンダーソン最高経営責任者(CEO)はデトロイトの本社で10日午前(日本時間同日夜)に記者会見し生まれ変わる新しいGMをアピールした。


 新生GMはどこに商機を見出していくのでしょうか・・・。私はずばり、新生GMは未開の中国市場に戦略をしぼってくると考えます。もともと、旧GMも中国に力を入れていました。インフラがあまり整っていず、ガソリンの値段も政府主導で安く設定されている中国は、馬力のある大型車が好まれる傾向にあり、GMの燃費の悪いアメ車でも中国人好みの目立つ存在感を発揮できる車であるなら、十分通用する要素はありました。

 しかし、中国に工場を移し、経営資源を集中させることは、労働組合が許しませんでした。米国本土の雇用が失われるからに他なりません。

 今回新生GMとして出発し、政府丸抱え、「レガシーコスト」の呪縛から解放された経営陣は、最早誰にも文句をつけられることなく、中国市場に経営資源を集中させることができます。

 さらに、米国政府は新生GMに成功してもらわないことにはメンツが立ちません。相当の政治的パックアップありとみてよさそうです。

 ・・・となると、日本企業もウカウカしていられません。新生GMにシリコンバレーの電池技術が提供されれば、あっという間に先行者利益をもぎとられてしまう恐れもあるのです。トヨタはマジで、ホンダとハイブリッド戦争している場合ではないですよ。