☆セブン&アイ、コンビニPBを世界展開 原料を一括調達 (5・19日経)


 セブン&アイ・ホールディングスはプライベートブランド(PB=自主企画)商品の世界市場での展開に乗り出す。世界で合計3万6000店あるコンビニエンスストア「セブンイレブン」向けを中心に開発・販売する。主に食品で原材料調達を一本化すると同時に最適な生産委託先を選ぶことでコストを削減。メーカー品より2―3割安いPBの販売額を3年後をめどに1兆円に増やす。世界同時不況のなかで、低価格品を拡大し流通業のグローバル化が進む世界市場での競争力を高める。

 セブン&アイは近く米子会社のセブン―イレブン・インク(テキサス州)とPBの企画・開発を手がけるプロジェクトチームを立ち上げる。これまでPBはセブン&アイや米社が企画したものをメーカーに生産委託する形が中心だったが、世界展開に向け原料の調達段階から関与する。



 折しもローソンのエーエムピーエム買収が白紙になったのと同日のこのニュース。昔の親会社を逆買収するような形で傘下に収めた世界のセブンイレブン向けに自社コンビニPBを開発・販売するといったグローバル戦略に乗り出しました。

 昔なら、日本でPBがはやり出したからといって世界で通じるほど甘くはなかったのですが、今や世界中が節約志向。これは前代未聞の情勢ではないでしょうか。かつて日本のバブルが弾けた時、代わりに繁栄を極めたのは他ならぬ米英でしたからね。

 しかし今や、世界中の人が安くていいものを家族のために購入することにささやかな幸せを感じつつある傾向にあります。規模の大きさで原料調達もかなり有利になり、さらに農業に進出した強みを世界各国の農業事業・リサイクル事業にも生かすことができれば、同社の飛躍の可能性ががかなり濃厚になるとみています。