☆砂漠で太陽光発電、超電導で効率送電 東大、チリで試験計画      (4・16日経)


 東京大学は砂漠に太陽光発電を設置し、できた電気を送電効率の優れた超電導電線で送る研究プロジェクトに着手した。今後、3年間かけて基盤技術を確立し、2014年メドに南米のチリで実証試験をする。砂漠で発電し大都市に送る次世代の電力供給システム実現を目指す。太陽電池や超電導材料のメーカーに参加を呼びかける。

 計画ではチリのアタカマ砂漠に約6700世帯分に相当する出力2万キロワットの太陽光発電を設置する。銅線ではなく超電導材料でできた送電線を使って、約1キロメートル離れた人口3000人の市に電力を供給する。超電導材料は電気抵抗がゼロで、長距離を送電しても電気の損失がほとんどない。



 世界中で資源が不足し、マネーが不足し、省エネ、節約ムードが漂う中、次世代有望技術のキーワードはずばり「効率化」です。せっかくタダで太陽さまがエネルギーをさんさんと与えてくれているのだから、それを余すとこなく貯め込んで、効率よく遠方まで運ぶ技術・・・。これが世界が欲している技術なのです。

 ずばり、オバマ政権も大注目の「スマートグリッド」ですが、今回取り上げた東大のプロジェクトは太陽光発電を南米チリの砂漠で実験するということがミソ。砂漠がまさにエネルギーのオアシスとなるわけで、ウヒョヒョとばかりにオイルマネーが飛びつくのは必至。さらに、サブプライムでやられたネバダ、カリフォルニア、そしてテキサスなどの地域的な共通点、これはさんさんと太陽が降り注ぐ乾いた地域であるということ。この「スマートグリッド」の実証基地として有望な地域。うまくいけばこのプロジェクトを地域経済の起爆剤にできるということなのです。

 「スマートグリッド」、「太陽光発電」、そして「蓄電」・・・。これが次世代飛躍のためのキーワードだと私は見ています。