☆米ゴールドマン、中国工商銀株の一部売却検討 米紙報道 (3・24日経)
米大手投資銀行ゴールドマン・サックスが保有する中国大手銀、中国工商銀行(ICBC)株の一部を売却することを検討していることが明らかになった。米ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)など米メディアが報じた。ゴールドマンは米政府から受け入れた公的資金の返済を急いでいるとされ、対応した今後の資金捻出(ねんしゅつ)や自己資本比率の維持を狙った策とみられる。
米メディアによると、ゴールドマンが保有しているのはICBC株の発行済み株式の4.9%で、この一部に当たる10億ドル(約980億円)規模の売却を検討している。ゴールドマンはICBCの株式公開前からICBCの大株主で、4月末以降になれば保有株の売却が可能になるという。
ゴールドマンは昨年10月、米金融安定化法に基づいて米政府から100億ドルの出資を仰いだ。ボーナスの上限規制など米政府が打ち出した出資先金融機関への経営介入に対し、ゴールドマンは消極姿勢で、公的資金の早期返済を目指している。
苦境に立った米国の禁じ手なし、なりふりかまわぬ景気浮遊策。そんな中、米国随一の金融機関、ゴールドマンサックスがそろりそろりと政府離れを始めていることに要注目です。過度の介入はごめんだということで公的資金を一刻も早く返済しようということなのでしょうが、さすがのゴールドマンも虎の子に手を出さざるをえないようです。というのも、三洋電機のTOB延期で当面豊富なキャッシュの流入が期待できなくなったことも一因なのでしょうか・・・。
しかし、長い目で見ると有望な中国金融株を売ってでもキャッシュがほしいゴールドマンが、大阪のUSJ株をTOBするということがここでミソになってくるのです。さてはて、キャッシュがどこから出てどこに向かっていくのかを追跡してみると、次に日が当たる場所がおのずと見えてくる気がしますね。