☆スタジオジブリ、トヨタ本社内にアニメーター養成所を開設 (3・3日経)
アニメーション制作大手のスタジオジブリ(東京都小金井市、星野康二社長)はアニメのキャラクターなどを作画するアニメーターの養成所を、トヨタ自動車本社(愛知県豊田市)内に4月に開設する。自動車開発を手掛ける技術部内に新スタジオ「西ジブリ」を設ける。ロボットなどが並ぶ環境を活用、アニメ産業の人材を育成する。
新人20人を10人程度のアニメーターが指導。最終的には三鷹の森ジブリ美術館(東京都三鷹市)で上映する短編映画の制作を目指す。宮崎駿監督が指導する時にはトヨタのエンジニアも参加するという。
ジブリの著名プロデューサーで名古屋市出身の鈴木敏夫氏らが2006年、トヨタ本社の車の開発現場を訪れたのがきっかけ。工場の刺激的な環境で新人を育てようと、トヨタにスタジオ開設を打診した。
☆トヨタ子会社、国際協力銀の緊急融資要請 2000億円規模 (3・3日経)
トヨタ自動車の金融子会社であるトヨタファイナンシャルサービスが米自動車ローン事業の資金を確保するため、国際協力銀行に2000億円規模の融資を要請していることが3日分かった。金融危機の影響で民間金融機関から資金を調達する条件が悪化しているのに対応する。
同社が利用するのは、海外で事業展開する日本企業に対して国際協力銀が新設した緊急融資制度。調達通貨は米ドルとみられる。同制度を利用するのは自動車業界では初めて。ほかの企業でも利用が広がる可能性がある。
トヨタは先月、国内で普通社債を総額2000億円発行した。海外では金融資本市場の混乱が続いており、トヨタなどの優良企業でも資金調達で逆風が強まっていた。
トヨタが海外で資金調達に窮する・・・。これは大変な事件です。キャッシュリッチな大企業までもが何が起こるか分からぬこの世界情勢の中、なりふりかまわず手元流動性を高めておこうと奔走している図式が浮かび上がります。否応なしに、今後、ビジネスモデルの大転換を迫られることになるでしょう。
そのヒントともいえるニュースが本日出ましたね。スタジオジブリとトヨタのコラボです。なんとトヨタ本社内に養成所を開設ですか・・・。トヨタの雇用対策としての意味合いもあるのではないでしょうか。
これは昨日のソニーの企業戦略にも通じるものですが、トヨタが今後未来の車づくりを模索するにあたって強化すべきはやはりソフト事業。未来の車は急速にロボット化、電気製品化します。任天堂が車を作ればどういったものになるかを考えていたくらいですから、ハードとソフトの融合を新たなビジネスモデルの起爆剤として今後採用することは必至です。
オスカーを取った「おくりびと」が象徴するように、日本の文化を含めた「ソフト」が今注目されつつあり、最も受け入れられやすいのが他ならぬアニメなのです。トヨタの法人税で潤っていた豊田市がジブリで息を吹き返すことになればいいですけどね(笑)。