☆AIGが赤字5.7兆円規模、追加支援申請の公算 米メディア報道 (2・24日経)
米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が、来週発表予定の昨年10―12月期決算で約600億ドル(5兆7000億円)規模の最終赤字となることが23日明らかになった。米CNBCテレビなどが報じた。AIGは米政府に追加支援を申請する見通し。既に合計1500億ドルを支援している政府負担が重くなる公算が大きい。
AIGは「財務上の困難に対処するため、米政府と協力して(支援策の)代案を検討している」とのコメントを発表した。
損失は商業用不動産ローン債権や、デリバティブ(金融派生商品)の一種であるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)などが要因。巨額赤字による財務悪化で格付け機関から格付けを引き下げられる可能性が高い。
それにしても米政府はえらいものをしょいこんでしまいましたね。CDSの地雷があちこちではじけ、収集のつかない状態になってきました。このAIGだけでもとんでもないマンモスモンスターなのに、政府、及びFRBは他にもシティ、ビッグ3など、数々の大企業への救済に乗り出しています。これはリーマン、モルガンに手を出して自爆しそうな野村、三菱UFJなどを笑ってはいられません。米国という国自体の屋台骨を揺るがしかねない事態に発展する恐れが出てきます。
可哀そうに、麻生さんはとんでもない要求をつきつけられているのでしょうか・・・。確かに、この事態を乗り切るには両国のタッグが必要です。日本の輸出企業は米国消費者の浪費によって今まで潤ってきた面もあるのですから・・・。しかし、日本の財政事情も火の車、株式市場も地獄絵図のような状況下、麻生さんの重視する「国益」に反する理不尽な契約だけはやめてもらいたいものです。
さて、夜明けのない夜はないといいますが、今回の経済危機は本当にグローバル時代特有のスケールの大きさで、どうやって今の事態が収拾できるのかは、後世、振り返ってみた時に歴史書に残るほどの意味を持つと思います。そして、今こうして曲がりなりにも株式市場に関わっている我々はいわば歴史の生き証人ともいえるのです。今後の世界経済の展開から目が離せません。