☆シャープ、液晶パネルを中国で生産 現地企業と提携交渉(2・21日経)


 シャープは中国大手電機メーカーの上海広電集団と提携、液晶テレビ用パネルを現地生産する方向で調整に入った。(1)亀山第1工場(三重県亀山市)の設備を売却して委託生産(2)合弁会社を設立して共同生産――の2案を軸に交渉している。先端製品のパネルは日本で集中生産して海外のテレビ工場に輸出してきたが、円高で採算が悪化しているため初の海外生産に踏み切る。

 日本の電機業界ではソニーが韓国サムスン電子と液晶パネルを韓国で共同生産しているが、中国での大型パネル生産は業界で初めて。円高と価格下落で電機大手の業績は急速に悪化しており、世界規模で生産体制を見直す動きが加速しそうだ。


☆シャープ、今期最終赤字1000億円 液晶テレビなど採算悪化(2・6日経)


 シャープは6日、2009年3月期の最終損益が1000億円の赤字(前期は1019億円の黒字)になる見通しだと発表した。液晶テレビやパネルの採算が、需要減による価格下落と円高で悪化。生産ライン再編などの構造改革費用や有価証券評価損など特別損失が1187億円に達する。国内の非正規従業員のうち1500人の契約は満了とともに打ち切る。

 営業損益は300億円の赤字(同1836億円の黒字)となる。営業、最終とも赤字転落は東証に上場した1956年以来初めて。


ここまでシャープは追い詰められてしまったか・・・。というニュースです。

数多くの有望分野を持ちながら、やがて来る「環境」ブームに一番乗りできる企業でありながら、今は迫りくる嵐を是が非でも避け、自分の身を守ろうとするしかないといった感じですよね。やはり、大型設備投資をした直後の大恐慌が痛かったです。それがすさまじい円高と共にダブルパンチとしてのしかかり、上場以来初の営業、最終赤字転落という悲惨な結果を呼び込んだわけです。

 せっかく亀山工場を苦心してブラックボックス化したのに、中国に移管してしまうということは敵の陣地に丸腰で向かうようなもの。すぐれた技術の流出へとなし崩し的に向かいそうです。ハイアールと組んで疲弊した三洋の轍を踏まぬよう、なんとか踏ん張ってほしいものです。いまの嵐さえ乗り切れば、太陽電池で飛躍できるのですから・・・。