☆ロシア、中国への石油輸出長期契約で合意 2.3兆円の融資条件  (2・18日経)


 ロイター通信などによると、中国、ロシア両国政府は17日、対中石油輸出の長期契約で合意した。ロシアが中国に20年間にわたる石油供給を約束する代わりに、中国国家開発銀行がロシア政府系の石油会社ロスネフチと石油輸送網の独占会社トランスネフチに250億ドル(約2兆3000億円)を融資する。
 中ロ間の現行の石油輸出契約は2010年に期限が切れる。中国の温家宝首相は昨年10月に訪ロした際、プーチン首相らと会談し、新たな長期契約を目指して交渉した。しかし、価格面で折り合いがつかず、交渉は難航していた。
 新契約の詳細は明らかにされていないが、中国からの融資を確保するためにロシア側は譲歩を迫られたとみられる。金融危機の影響でロスネフチなどエネルギー関連企業の資金繰りが軒並み悪化しているためだ。


☆豪資源権益、中国企業が攻勢強める (2・17日経)


 中国の資源会社がオーストラリアでの権益拡大で攻勢をかけている。貴金属やウラン開発を手掛ける豪OZミネラルズは16日、中国五鉱集団からの総額26億豪ドル(約1500億円)の買収提案を受け入れたと発表した。中国アルミが英豪大手リオ・ティントの鉱山権益の一部を譲り受けたのに続く動きだ。
 中国勢は国内需要の拡大や中長期的なエネルギー資源確保を狙い、アフリカを含めた世界市場での権益確保に動いている。一方、豪資源各社は景気低迷に伴う需要減や資源価格の下落で経営が悪化し、中国勢への会社売却や提携に踏み切るケースが相次いでいる。


日本の政治が低レベルの混乱で右往左往している隙に、中国が万全の資源対策に乗り出しています。まずはロシアとの石油契約合意。これは昨年から難航していたディールですね。今回は金欠のロシアに融資という名のエサをちらつかせ、恐らく価格面でも中国優位に事は運んだでしょう。なんといっても原油が暴落するさなかの交渉ですからね。中国はさぞやほくそえんでいることでしょう。

 さらに中国企業がオーストラリアで権益拡大に動いています。資源価格の急落、さらに豪ドルの暴落でオーストラリアも今や弱腰です。さらにビリトンなど欧州勢のライバルまで今や対抗する余力は持ち合わせていません。

 おそらく中国政府は、束の間のドル高を利用して、めいいっぱい将来13億人の国民を養う糧となる資源権益などを買いまくる作戦に出たようです。膨れ上がった外貨準備高の有効利用の伏線とも取れますよね。

 さて、ヒラリーさんはこんな日本と中国、どちらとのタッグを優先するでしょうか・・・。