☆中国企業、サウジで相次ぎ大型受注・提携 (2・12日経)


 中国の胡錦濤国家主席のサウジアラビア訪問にあわせて中国企業が相次いで大型受注や提携を発表した。国営エンジニアリング会社、中国中鉄はイスラム教の聖地メッカでのモノレール建設を18億ドル(約1600億円)で受注、上海電気集団はサウジの水関連事業会社と提携した。サウジ内外での発電造水設備の建設・運営事業で連携する。

 モノレール建設は毎年多数の巡礼者が訪れるメッカに、巡礼の順路に沿って建設する。工期は2年以上の見込みで、1時間あたり2万人の輸送能力があるという。

 上海電気はACWAパワー・インターナショナル社と提携した。電力と水の需要急増に直面する湾岸産油国では発電造水設備の新増設計画が相次いでおり、発電設備のエンジニアリング技術を持つ上海電気と海水淡水化技術に強いACWAが案件の開拓や受注・運営で協力する。


☆中国・サウジ首脳、エネルギーなど5分野で協力文書 (2・11日経)


  中東・アフリカ歴訪を開始した中国の胡錦濤国家主席は10日、最初の訪問国サウジアラビアでアブドラ国王と会談した。両者は貿易や投資拡大、金融秩序の安定に向けた協力を確認し、エネルギーや交通、文化など5分野にわたる協力文書に調印した。

 胡主席のサウジ訪問は2006年4月に次いで2回目。中国にとってサウジは主要な原油輸入相手国。関係強化で資源の安定確保を目指す狙いがある。

 サウジ政府は同日、中国企業と、イスラム教の聖地メッカの巡礼用モノレール建設プロジェクトを18億ドル(約1620億円)で発注する契約も締結した。

 胡主席はこの後、アフリカのマリ、セネガル、タンザニア、モーリシャスを訪問する。


 中国、サウジ・・・。この2国の連携は日本企業にとっては脅威になる可能性があります。中国が喉から手が出るほどほしい資源をサウジが惜しみなく提供し、中国が技術・労働力を現地に総結集すれば・・・。いくら日本の技術の方が上とはいえ、蚊帳の外に置かれてしまう恐れが出てきます。

 産油国が原油バブルの波に浮かれ、様々なプロジェクトや外国資本に投資しまくる中、不思議とサウジはリスキーなものはほどほどに、保守的な米国債中心の運用に徹していました。さらに、中国は一見ブラックストーンやモルガンなどでひどい損を受けたようにみえますが、それだからこそ、これ以上の投資は勘弁してくれと大きな顔をして言えるのです。「これだけ損したのだからもう米国債はほどほどにしとくよ・・・。」とか。

 日本はヒラリーさんが一番に来てくれたと浮かれてまたとんでもないことにお金を使ってしまうのでしょうか・・・。中国、サウジのいやに戦略めいた提携に危機感を感じ、日本の企業再生に官民一体で取り組めるかのいちかばちかの瞬間・・・。それが今なのだと強く感じるのです。